カエデ(モミジ)
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カエデ(モミジ)の基本情報

学名:Acer
和名:カエデ(楓)
その他の名前:モミジ、カヘルデ

科名 / 属名:ムクロジ科 / カエデ属

カエデ(モミジ)
カエデ(モミジ)
カエデ(モミジ)

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カエデ(モミジ)とは

特徴

一般にカエデと呼ばれている樹木は、カエデ科カエデ属の、主として北半球の温帯に分布している150種を総称したものです。特に、東アジアを中心に日本に約20種、中国に約30種が分布し、北アメリカ、ヨ-ロッパにまで広がっています。主に落葉高木で切れ込みのある葉をつけていますが、まれに常緑性のものや切れ込みのないものもあります。葉を対生につけるのが特徴です。園芸品種が多く、特にイロハモミジ(イロハカエデともいう。Acer palmatum)、ハウチワカエデ(Acer japonicum)など、日本産の種に属する品種が200~400品種といわれています。園芸の世界では、切れ込みが深く数が多いものをモミジ、浅く少ないものをカエデと呼んでいます。

※科名:カエデ科で分類される場合もあります。

基本データ

園芸分類 庭木・花木
形態 高木 原産地 北半球の温帯(日本・中国・北アメリカ・ヨ-ロッパ・北アフリカ)
草丈/樹高 5~25m 開花期 4月中旬~5月上旬
花色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 普通 耐暑性 弱い
特性・用途 カラーリーフ,盆栽向き,初心者でも育てやすい
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • ‘アオシダレ’(青枝垂)

    Acer palmatum‘Aoshidare’
    広義には青葉の枝垂れ性を指すが、狭義には青葉で全裂し、裂片には深い不ぞろいの鋸歯がある品種を指す。別名‘チリメンカエデ’(Acer palmatum var. dissectum)とも呼ばれている。
  • ‘ノムラ’(野村)

    Acer palmatum‘Nomura’
    新芽は白い綿毛を覆っているが、葉が開いてすぐは美しい紅色を呈する。その後、濃紅紫色の葉となり、夏過ぎには葉色は緑色が目立つようになる。オオモミジの品種。別名ノウシ(濃紫)。
  • ‘タムケヤマ’(手向山)

    Acer palmatum‘Tamukeyama’
    別名‘紅枝垂’とも呼ばれ、広義の紅枝垂れ系の品種。縮緬状の葉をもつ枝垂れ性カエデの代表的な品種で、庭木に利用されることが多い。夏過ぎには、紅紫色の葉は色が薄れる。
  • ‘デショウジョウ’(出猩々)

    Acer palmatum‘Deshoujou’
    若葉は鮮やかな紅色、葉は小型でやや深く裂けるが裂片は幅が広い。夏には葉は緑色となる。

育て方・栽培方法

カエデ(モミジ)の栽培カレンダー
*関東地方以西基準

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:濱野周泰(はまの・ちかやす)
東京農業大学地域環境科学部教授。環境省特定外来生物等分類群専門家グループ委員をはじめ、学外での活躍も多く、2010年3月に倒れた鶴岡八幡宮の大銀杏の修復再生の指揮をとっている。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

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