タニウツギ
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タニウツギの育て方・栽培方法

タニウツギ
タニウツギ
タニウツギ

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栽培カレンダー

*関東地方以西基準

基本データ

園芸分類 庭木・花木
形態 低木 原産地 日本(北海道から本州)
草丈/樹高 2~3m 開花期 5月中旬~6月
花色 赤,ピンク,白 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 普通
特性・用途 落葉性,耐寒性が強い,生け垣向き,盆栽向き

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

日当たりのよい場所を好みます。土質は特に選びません。

水やり

庭植えであれば、基本的に水やりは不要です。鉢植えでは、夏期に水切れを起こさないようにします。

肥料

冬に堆肥などの有機物と緩効性の化成肥料を混合したものを施します。

病気と害虫

病気:うどんこ病、すす病
梅雨どきにうどんこ病が発生するので、日ごろから日当たりと風通しをよくするようにします。また、アブラムシの排せつ物によるすす病が発生します。アブラムシ対策を優先してください。

害虫:アブラムシ
新芽付近にアブラムシが発生します。

用土(鉢植え)

赤玉土(小粒)をベースに腐葉土と黒土を混合して(混合比率の目安は、赤玉土4、腐葉土3、黒土3)植えつけます。

植えつけ、 植え替え

鉢植えは2~3年に1回の割で植え替えをします。作業の適期は2月から3月ごろです。
庭植えにする際は、11月から3月ごろです。

ふやし方

さし木で容易にふやせます。春ざし(3月から4月上旬)は前年の枝を貯蔵して使用します。夏ざし(6月から8月上旬)と秋ざし(9月から10月)は、当年枝を使用します。

主な作業

剪定:落葉後から冬(12月から3月上旬)に徒長枝、込み枝やからみ枝を剪定します。花が終わったらできるだけ早く伸びすぎた枝を切り詰めます。ただし、花芽ができ始める時期なので、強い剪定はしないようにします。また、数年ごとに古くなった枝を剪定して枝を更新して樹形を維持します。

特徴

タニウツギは本州の日本海側に分布し、和名の由来は谷などに多く自生していることによります。花は紅色から淡紅色で、花冠の先端ほど紅色が薄くなります。
本種を含めタニウツギ属には、世界(北アメリカ、中国、朝鮮半島、日本)で約12種が分...

種類(原種、園芸品種)

シロバナタニウツギ


Weigela hortensis f.albiflora
タニウツギの花が白色になったもの。
オオベニウツギ

オオベニウツギ


Weigela florida
同じ属で紅色の花を咲かせる。園芸品種に黄色の斑入りの葉をもつ‘オーレオ・バリエガータ’(Weigela florida ‘Aureo Variegata’)、紅色の花をたくさんつけ樹勢が強い‘ブリストル・ルビー’(Weigela florida‘Bristol Ruby’)などがある。

ハコネウツギ(箱根空木)


Weigela coraeensis
名前に「箱根」が付いているが、日本各地に自生している。初夏5月から6月、花を咲かせる。咲き始めは白色だが、やがて紅色へと変化し、紅白に彩られる株姿が目をひく。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:濱野周泰(はまの・ちかやす)
東京農業大学地域環境科学部教授。環境省特定外来生物等分類群専門家グループ委員をはじめ、学外での活躍も多く、2010年3月に倒れた鶴岡八幡宮の大銀杏の修復再生の指揮をとっている。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

タニウツギのそだレポ(栽培レポート)

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