ヒマワリ
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ヒマワリの育て方・栽培方法

ヒマワリ
‘サンリッチ・マンゴー’
ヒマワリ
‘ムーラン・ルージュ’
ヒマワリ

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栽培カレンダー

*関東地方以西基準

基本データ

園芸分類 草花
形態 一年草 原産地 北アメリカ
草丈/樹高 30~300cm 開花期 7月~9月
花色 オレンジ,黄,茶,複色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 弱い 耐暑性 強い
特性・用途 初心者でも育てやすい

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

日当たりと水はけのよい場所で育てます。腐植質に富む土壌を好むので、牛ふん堆肥や腐葉土を施して、よく耕しておくとよいでしょう。

水やり

発芽から生育初期にかけては、十分に根を張らせるため、表土が乾いたらたっぷりと水やりしますが、生育とともに徐々に水やりを減らしていきます。ただし、葉が大きくて草丈が高くなる品種は、夏に葉がしおれやすくなるので、ほぼ毎日の水やりが必要になります。

肥料

植えつけ時に元肥として緩効性肥料を施します。追肥は花が咲くまで2週間おきに化成肥料を施します。

病気と害虫

病気:べと病
雨が降り続く時期に、葉に淡黄~淡褐色の病斑がまだらに現れるべと病が発生しやすいです。株元にマルチングをして、土壌からの感染を防ぐとよいでしょう。

害虫:ハダニ、オンシツコナジラミ
高温乾燥時にハダニがつくことがあります。葉がかさかさになって、葉色が薄くなります。また、白い虫が葉裏につき、株を揺すると一斉に飛び立つのはオンシツコナジラミです。どちらも見つけたら速やかに駆除しましょう。

用土(鉢植え)

水はけがよく、通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。市販の草花用培養土7、腐葉土2、牛ふん堆肥1の割合で配合するとよいでしょう。

植えつけ、 植え替え

タネを庭に直まきするときは、一般品種であれば15~20cm、高性種であれば50~60cmの間隔とします。深さ2cm程度の穴をあけてタネを2~3粒まき、発芽後生育のよい株を残して1本に間引きます。ポットにまいて、本葉が3枚前後になったころに定植してもよいでしょう。発芽適温は20~25℃なので、戸外でまくときは4月下旬以降にします。

ふやし方

同じ形質のものが得られるとは限りませんが、タネでふやします。花が終わってタネが黒くなったら花首から切り、陰干しします。大きくふくらんでいるタネを指で押してみて硬いものを選び、保存してください。

主な作業

花がら摘み:1茎1花の場合は特に花がらを摘む必要はなく、来年用のタネとりのため、枯れてもそのままにしておきます。タネとりを必要としないときは、株を抜き取ります。多花性の場合は、花茎のつけ根から切ります。

支柱立て:成長が早く、茎が倒れたり曲がったりすることが多いので、草丈が高くなる品種では成長に応じて支柱を立てましょう。

特徴

ヒマワリは明るく鮮やかな黄色い花が元気を与えてくれる植物です。草丈30cm程度の矮性品種から3mを超えるロシアヒマワリ、また切り花用など、さまざまな品種があります。花は黄色系の舌状花と、黒や茶色、黄色などの管状花からなり、小輪から大輪、一重...

種類(原種、園芸品種)

‘ソラヤ’

‘ソラヤ’


Helianthus annuus‘Soraya’
濃黄色の花がやや上向きに咲く。分枝性がよく、花首が硬いので、切り花にも向く。
‘ゴッホのひまわり’

‘ゴッホのひまわり’


Helianthus annuus
ゴッホの描いたヒマワリのイメージで、一重、半八重、八重などいろいろな花形が咲く。花粉がないので、花もちがよいうえ、切り花にしても汚れない。
‘モネのひまわり’

‘モネのひまわり’


Helianthus annuus‘Sun Flower of Glaide Monet’
八重咲きで、レモンイエローの花弁が美しい。花粉がないので、花もちがよいうえ、切り花にしても汚れない。
‘テディーベア’

‘テディーベア’


Helianthus annuus‘Teddy bear’
草丈80cm程度で、八重咲き。もこもことした雰囲気。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:島田有紀子(しまだ・ゆきこ)
広島市植物公園に勤務。ベゴニアやペラルゴニウムの仲間などを担当し、保有する豊富な野生種をもとに、耐暑性、耐寒性のあるベゴニアの育種に取り組む。それに止まらず、幅広い植物に精通している。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

ヒマワリのそだレポ(栽培レポート)

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