ヒメリュウキンカ
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ヒメリュウキンカの基本情報

学名:Ranunculus ficaria
和名:ヒメリュウキンカ(姫立金花)  

科名 / 属名:キンポウゲ科 / キンポウゲ属(ラナンキュラス属)

ヒメリュウキンカ
ヒメリュウキンカ

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ヒメリュウキンカとは

特徴

ヒメリュウキンカはイギリスやヨーロッパ大陸の山地の湿った草原や湖沼畔に生える、小型のキンポウゲの仲間です。リュウキンカの名を冠していますが、リュウキンカ属ではなく、キンポウゲ属の植物です。
夏に地上部がない夏眠性の植物で、地下に塊根がタコ足状に数本あります。秋が深まるころから芽を出し始め、冬の間も少しずつ芽を伸ばして葉を開きます。晩冬から早春には株はすでにロゼット状に広がり、中心に蕾を抱き始めているものもあります。春に次々と咲く黄色の6~8枚の花弁は萼花弁で、キラキラと太陽に輝かせながら開くさまは、あたかも小型のリュウキンカのようです。花が終わると結実し、晩春のころには小さな金平糖のようなタネをつけ、葉は次第に黄変して休眠に入ります。
基本は黄色の一重咲きですが、白花、バイカラー、八重咲きなど個体変異も多く、葉の形や斑入りなど葉の模様にも変化があり、多くの品種が生産され流通しています。非常に丈夫な植物であることも含め、世界中の愛好家に親しまれています。

基本データ

園芸分類 山野草
形態 多年草 原産地 イギリス、ヨーロッパ大陸
草丈/樹高 3~20cm 開花期 3月~5月上旬
花色 黄,白,山吹色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 強い
特性・用途 夏に休眠する,初心者でも育てやすい
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、園芸品種)

  • ‘アウランティアカス’

    Ranunculus ficaria ‘Aurantiacus’
    アカガネヒメリュウキンカの名で古くから流通する。花はオレンジ色を帯びた山吹色でかわいらしい。一重咲き。
  • ‘ブラゼン・ハッシー’

    Ranunculus ficaria‘Brazen Hussy’
    カラスバヒメリュウキンカの名で流通する。葉の全体が黒紫色に染まり、黄色花との対比が美しい。一重咲き。
  • ‘カッパーノブ’

    Ranunculus ficaria ‘Coppernob’
    葉は烏葉(からすば)で、日に当たると全体が紫色を帯びる。花は大輪で、寒さに当たるとクリーム色から白に変化し、色対比がおもしろい人気品種。一重咲き。
  • ‘アルブス’

    Ranunculus ficaria‘Albus’
    白花の代表的品種で、花はほんのりクリーム色がかる。以前は‘レモン・ダズラー’(R. ficaria‘Lemon Dazzler’)と呼ばれていた。一重咲き。
  • ‘ブレゴバー・ホワイト’

    Ranunculus ficaria‘Bregover White’
    萼花弁が細く真っ白で、星のような花に黄色のしべがよく目立つ。一重咲き。
  • ‘フライド・エッグ’

    Ranunculus ficaria‘Fried Egg’
    白い萼花弁のつけ根を黄色く染めた、目玉焼きのようなかわいい花。一重咲き。
  • ‘ヤッフル’

    Ranunculus ficaria‘Yaffle’
    幅のある黄色い萼花弁に、緑色のかすりを絡めた渋い味わいの花。屋外栽培のほうがいろいろな花が咲く。一重咲き。
  • ‘マヨール’

    Ranunculus ficaria‘Major’
    ヒメリュウキンカと同じ仲間には見えないような、とても大型になる品種。大きな円い葉を次々と立ち上げて大輪の黄色い花を咲かせ、草丈は20cm以上にも及ぶ。最近では野生化したものも一部に見られる。一重咲き。
  • コラレット

    Ranunculus ficaria‘E. A. Bowles’
    古くから知れた品種で、細い黄色の外花弁にドーナツ状に重なった黄色の小花弁がとてもかわいらしい小輪花。半八重咲き。
  • ‘フロラ・プレノ’

    Ranunculus ficaria‘Flora Pleno’
    八重咲きで、ヤエザキヒメリュウキンカの名で流通し、古くから栽培されている。萼花弁のボリュームは少ないが、コンパクトで丈夫。
  • ‘グリーン・ペタル’

    Ranunculus ficaria‘Green Petal’
    萼花弁は少ないが、緑花系の小さな花を次々と湧き出すように咲かせる。八重咲き。
  • ‘サラド・ボウル’

    Ranunculus ficaria‘Salad Bowl’
    八重咲きの黄色い萼花弁の先端に、緑色を流したように染めた特異な花は、まさに盛りつけられたサラダのよう。中心は堅く開きにくい。
  • ‘ボウレス・ダブル’

    Ranunculus ficaria‘Bowles Double’
    ‘ダブル・ブロンズ’(R. ficaria‘Double Bronze’)とも呼ばれる。花弁の裏側を褐色に染め、開くにつれその色移りを楽しめるバイカラーの八重咲き。
  • ‘アルブス・フロラ・プレノ’

    Ranunculus ficaria‘Albus Flora Pleno’
    乳白色の萼花弁を幾重にも重ね、中心をほんのりライトグリーンに染めた清く美しい花。八重咲き。
  • ‘ダブル・マッド’

    Ranunculus ficaria‘Double Mud’
    花はクリーミーホワイトで半八重咲き。長く伸びた花弁の裏に薄墨色を絡め、開くにつれて影のような色移りが楽しめる。ときに八重や一重の花が咲く。しべの黄色との対比も美しい。
  • ‘ケン・アスレット’

    Ranunculus ficaria‘Ken Aslet’
    ‘スターリー・ホワイト’(R. ficaria‘Starry White’)とも呼ばれる。中心まで萼花弁が並ぶ、ボリュームいっぱいの八重咲きでとても美しい。
  • ‘カートウェル’

    Ranunculus ficaria ‘Cartwheel’
    花茎や萼花弁が帯化しやすい個性的な品種。花茎は扁平で幅広く帯状になり、1茎に数花が、癒着したヒマワリのような花を開く。

育て方・栽培方法

ヒメリュウキンカの栽培カレンダー
*関東地方以西基準

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:富澤正美(とみざわ・まさみ)
山野草専門の生産農園、アルペンガーデンやまくさの園主。国内外の多岐にわたる山野草を扱い、世界各地の希少な品種も栽培している。雪割草、キキョウ、ギボウシ、イカリソウなど、交配に力を注ぐ植物も多い。

そだレポ(栽培レポート)

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