園芸分類 | 山野草 | ||
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形態 | 多年草 | 原産地 | 本州、四国、九州、韓国 |
草丈/樹高 | 30~60cm | 開花期 | 4月中旬~5月 |
花色 | 白 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 普通 | 耐暑性 | 普通 |
特性・用途 | 落葉性 | ||
ややうっすらとした深山の樹林下に生える日陰植物なので、1年を通して強い日ざしは避けたいものです。特に成長期の直射日光は確実に葉焼けを起こすので厳禁です。
芽出しのころから花後までは、明るい日陰か30~50%程度に遮光した棚上などが適切です。1年で最も日ざしが強くなる梅雨のころからは、50%の遮光下か、葉が焼け始めたら75%の遮光下で、ゆるく風の流れる場所で管理します。暑い日が続く夏からは葉焼けが始まるので、75~90%遮光下の棚上で涼しく管理します。秋には再び50%の遮光下に戻し、休眠したら強い風に当たらない棚下などでゆっくりと冬を越させます。
庭植えの場合はゆるく風の流れる日陰か樹林下に植え込むとよく育ちます。
多湿も乾燥も嫌います。1年を通して夏は夕方、それ以外は朝1回水やりをします。乾きにくい場合は、乾き具合を確認して表土が白っぽくなってきたら水やりをします。
肥料をたいへん好み、肥料が開花のポイントともいえるでしょう。
まず、植え込みの際に、根のまわりに元肥を数粒入れます。
芽出しを確認して葉が開き始めたら置き肥をします。置き肥は、春の花後と、秋の芽の充実期の年2回行います。成長期には春と秋の2回、春は三要素等量の液体肥料を、秋は花芽の充実を図るためにリン酸分の多い液体肥料を、2週間に1回施すと効果的です。
病気:うどんこ病、ウイルス病、生理障害
梅雨のころからうどんこ病が多く見られます。葉に色むらが見られたら生理障害かウイルス病の可能性があります。
害虫:テッポウムシ、シンクイムシ、ハダニ、ナメクジ、ヨトウムシ
中心の芽や地下茎にテッポウムシやシンクイムシが入ります。梅雨のころからハダニが多く見られます。若芽のころはナメクジやヨトウムシの食害にも注意してください。
塊根が大きいので、鉢も大きめのものが適切です。深めで通気性と水はけのよい鉢を選びます。
多湿を嫌うので、用土は水もちと通気性をのよいものがよいでしょう。基本的には中粒と小粒混合でくずれにくい赤玉土と鹿沼土を5:5に配合します。根詰まり防止のため、軽石小粒を1割ほど配合して5:4:1でもよいでしょう。
植え込んだ翌年は株が成長に入ってしまい、十分な花が見られません。したがって植え替えは2年に1回とします。植え替えの時期はほかのシャクヤクの仲間と同じで、休眠前の9月末から10月半ばに行うとほとんど失敗もなく、その後の成長もよくなります。
株分け:植え替えの際に、根茎に芽がふえているものは株分けをします。株分けは必ず芽に根茎がついた状態で割ります。太い根茎はナイフなどで切り、切り口に殺菌剤を塗ります。植え替え適期に行えばほとんど失敗なく、よく活着します。
タネまき:果実がはじけたら、黒いタネだけを拾って、培養土にまいて軽く覆土をします。発芽まで2年かかります。芽が出るまでは日陰で管理し、まき床の傷みを防ぎます。発芽から開花までは4~5年かかります。
花がら摘み:タネをつけると株はかなり衰弱します。タネをとらない場合は、花後に花の部分を切断して株の充実を図ります。
ヤマシャクヤクは本州、四国、九州および朝鮮半島に分布し、山地や深山の林床に生える野生のシャクヤクです。
地下に大きな塊根をもち、春に発芽すると同時に、二叉に分かれた葉に包まれるように蕾を伸ばします。葉が開いたのち、白い5弁の花を...
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