ゴンゴラ
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ゴンゴラの基本情報

学名:Gongora

科名 / 属名:ラン科 / ゴンゴラ属

ゴンゴラとは

特徴

ゴンゴラは中米から南米を原産地とする着生ランで、一般にはあまり流通はしていない種類です。バルブは丸形ですが、縦じわがついたような形状をしています。葉は幅広でしっかりと自立し、つややかです。株元から細長い花茎を下垂させ、そこに細い花弁がくるくると丸まったような珍奇な形状の花を咲かせます。花茎の長さや花の数は種によりかなり異なり、数輪開花するものから、花茎を1m以上下垂させて数十輪もの花をつけるものまであります。いずれの花もたいへんよい香りがありますが、花の寿命は1週間ほどしかありません。
花つきの株を入手するよりも、苗を育てて自分で開花させて楽しむタイプのランです。熱帯が故郷で寒さには弱いため、冬でも10℃以上を保たないと弱ってしまいます。

基本データ

園芸分類 ラン
形態 多年草 原産地 中米~南米
草丈/樹高 30~50cm 開花期 不定期咲き(主に春から秋)
花色 オレンジ,茶,複色,黄 栽培難易度(1~5)
耐寒性 弱い 耐暑性 強い
特性・用途 常緑性,香りがある
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • ゴンゴラ・キンケナービス・トリカラー‘軽井沢’

    Gongora quinquenervis tricolor ‘Karuizawa’
    花色は黄色、茶色、白のミックスで、地味な色が多いゴンゴラのなかでは明るく美しい色彩。花茎は1m以上にも伸びる。香りもすばらしく、生育おう盛。
  • ゴンゴラ・ガレアータ

    Gongora galeata
    メキシコ原産の小型の原種。花茎も短く管理がしやすい。花は明るい茶色で、色彩的にはやや地味。
  • ゴンゴラ・ヒストリオニカ‘名古屋’

    Gongora histrionica ‘Nagoya’
    明るい黄色地に褐色の斑点が入り、ひときわ目立つ原種。花茎はそれほど長く伸びないが、花つきのよい個体。
  • ゴンゴラ・バフォーニア

    Gongora bufonia
    ブラジル原産の原種で、ベージュ色地に褐色の斑点の地味な花。色彩的には目立たないが,花茎は比較的長く伸びる。
  • ゴンゴラ・スカフェフォルス

    Gongora scaphephorus
    コロンビアからエクアドルにかけ自生する原種。花は薄茶色に細い点が入り、たいへん香りがよい。花茎は比較的長め。育てやすい。

育て方・栽培方法

ゴンゴラの栽培カレンダー
*関東地方以西基準

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:江尻宗一(えじり・むねかず)
アメリカ・サンタバーバラのラン園への留学を経て、須和田農園を経営。カトレアを中心に育種にも取り組む。毎年、世界各地のランの自生地を訪れ、失われつつある野生状態を記録している。日本洋蘭農業協同組合(JOGA)・組合長。英国王立園芸協会(RHS)蘭委員会委員。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

ゴンゴラのそだレポ(栽培レポート)

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