プルーン
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プルーンの育て方・栽培方法

プルーン
‘パープル・パーショア’
プルーン
‘トレジディ’

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栽培カレンダー

*関東地方以西基準

基本データ

園芸分類 果樹
形態 中高木 原産地 ヨーロッパ東部~アジア西部
草丈/樹高 2m以上 収穫期 8月~9月上旬
受粉樹 必要 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 強い
特性・用途 落葉性

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

日光を好むので、庭植えの植えつけ場所、鉢植えの置き場とも日当たり良好な場所を選びます。

水やり

鉢土の表面が白く乾いたら、鉢底の穴から少し流れ出るくらいたっぷり与えます。庭植えの場合は、土質にもよりますが、夏に日照りがかなり続いた場合は水やりが必要です。

肥料

庭植えは2月と10月に、鉢植えは2月、5月、10月に有機質肥料か速効性化成肥料を施します。

病気と害虫

病気:灰星病、黒斑病、胴枯性の病気など
枝葉や果実を侵す灰星病や黒斑病、枝梢が枯れ込む胴枯性の病気などの予防が大切です。

害虫:シンクイムシ、アブラムシ類、コスカシバ、カイガラムシ類、チョッキリゾウムシなど
シンクイムシやアブラムシ類、幹に食い入るコスカシバ、カイガラムシ類に注意が必要です。なお、場所によっては幼果を落果させるチョッキリゾウムシに注意が必要です。

用土(鉢植え)

水はけ、水もちのよいことが大切で、この条件さえ満たせば、土はあまり選びません。一般的な市販の用土を用いる場合は、赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の配合土を用います。

植えつけ、 植え替え

適期は11月から3月です。鉢植えの植え替えは、根詰まりを防ぎ、通気をよくするのが目的で、鉢の大きさ、生育具合にもよりますが、通常2~3年に1回は必要です。

ふやし方

つぎ木:3月上旬から4月中旬に休眠期つぎ、8月下旬から9月上旬に芽つぎを行います。

主な作業

冬の剪定:適期は12月から2月下旬です。短果枝によく結果するので、長い発育枝(葉芽だけをつけた1年生枝)は間引いたり、20~30cmに切り詰めます。

夏の剪定:木を大きくしたくない場合は、長く伸びそうな新梢を摘心したり、切り詰めたりすると、コンパクトに収めることができます。

人工受粉:結実が不安定な場合は、人工受粉を行うとよく結果します。

摘果:実のつきが多い場合は摘果をします。

特徴

プルーンといえばドライフルーツやシロップなどに加工したものが一般的ですが、最近は生食用の果物として店頭で見かけることも多くなりました。夏に雨の多い気候には適さないので、ニホンスモモのように家庭向きではありません。しかし、病害虫の防除などにあ...

種類(原種、園芸品種)

‘ツアー’

熟期は8月上旬で、大きさは35gほど。果皮は黒紫色。自家結実しやすい。

‘シュガー’

熟期は8月中旬で、大きさは35〜60g。果皮は紅紫色から濃茶色。品質がよく、おいしい。自家結実しやすい。

‘フレンチ’

熟期は9月上旬で、大きさは30gほど。果皮は紅紫色。自家結実しやすい。
‘スタンレイ’

‘スタンレイ’

熟期は9月上旬で、大きさは50gほど。果皮は青紫色から黒紫色。自家結実しやすい。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:大坪孝之(おおつぼ・たかゆき)
元東京農業大学助教授。現在は東京農業大学グリーンアカデミー講師。ウメ、リンゴ、柑橘類などの主要果樹はもとより、ブルーベリー、スターフルーツなど小果樹や熱帯果樹にいたるまで、果樹全般にわたり栽培研究の指導を行う。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

プルーンのそだレポ(栽培レポート)

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