カラタネオガタマの基本情報
学名:Michelia figo
和名:カラタネオガタマ
その他の名前:トウオガタマ
科名 / 属名:モクレン科 / オガタマノキ属
カラタネオガタマ
カラタネオガタマ‘パープル・クイーン’
深山含笑(ミヤマガンショウ)
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カラタネオガタマとは
特徴
カラタネオガタマは中国南部原産、樹高4mくらいの常緑性の花木です。枝や葉柄に褐色の毛が密生し、葉腋に半開状に咲く花は直径2~2.5cmで、花弁は黄白色で縁や雌しべが淡紫色を帯びています。花は小さくあまり目立ちませんが、バナナのような甘い強い芳香をもっているのが特徴です。花の寿命は短く1~2日で散りますが、次から次へ開花するので、10日前後は楽しめます。
なお、オガタマノキ属(Michelia)は、花が葉腋につくこと、果実の袋果が互いに離れること、雌しべ群(雌しべの器官)に柄があり、胚珠が多数あることなどで、モクレン属(Magnolia)と区別されます。東アジアの熱帯から中国、ヒマラヤなどに45種が生育し、日本には暖地に1種だけオガタマノキが自生しています。
基本データ
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園芸分類 |
庭木・花木 |
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形態 |
高木 |
原産地 |
中国 |
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草丈/樹高 |
3~5m |
開花期 |
4月~6月 |
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花色 |
黄,複色 |
栽培難易度(1~5) |
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耐寒性 |
やや弱い |
耐暑性 |
普通 |
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特性・用途 |
常緑性,香りがある,日陰でも育つ,初心者でも育てやすい |
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植物図鑑の見方
種類(原種、品種、仲間)
-
アカバナオガタマ
Michelia cressipes
-
深山含笑(ミヤマガンショウ)
Michele maudiae
育て方・栽培方法
*関東地方以西基準
「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑
執筆:濱野周泰(はまの・ちかやす)
東京農業大学地域環境科学部教授。環境省特定外来生物等分類群専門家グループ委員をはじめ、学外での活躍も多く、2010年3月に倒れた鶴岡八幡宮の大銀杏の修復再生の指揮をとっている。
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