アマリリス
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アマリリスの育て方・栽培方法

アマリリス
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アマリリス
シロアマリリス

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栽培カレンダー

*関東地方以西基準

基本データ

園芸分類 球根
形態 多年草 原産地 南米
草丈/樹高 40~80cm 開花期 4月下旬~6月(春咲き品種)、10月(秋咲き品種)
花色 白,赤,ピンク,黄,複色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 やや弱い~普通 耐暑性 普通~強い
特性・用途 落葉性,初心者でも育てやすい

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

日当たりと風通しのよい場所で育てます。鉢植えであれば、真夏は午後の日ざしが直接当たらない半日陰で、梅雨の時期や秋の長雨の時期には雨の当たらない軒下などへ移します。冬は凍らない乾燥した場所に鉢ごと置いておきます。庭植えであれば、盛り土やマルチングをして防寒します。

水やり

球根の植えつけ時に水やりしたあとは、葉または蕾が伸び始めるまで控えめにします。その後は鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。秋に葉が枯れ始めたら、徐々に水やりを控えめにし、冬は完全に乾かします。庭植えの場合は、ほとんど水やり不要です。

肥料

用土には、あらかじめ元肥として三要素等量の緩効性化成肥料を混ぜておきます。花後に、カリ分が多めの液体肥料か固形肥料を追肥します。

病気と害虫

病気:赤斑病
春から初夏と秋に、赤斑病が発生することがまれにあります。赤斑病は、葉や花茎に赤褐色の斑点が生じます。球根にも生じることがあり、発病したら廃棄します。風通しと水はけのよい土で育てることが大切です。

害虫:ダニ類
高温乾燥期に葉裏にダニ類が発生することがあります。発生したら初期のうちに駆除します。

用土(鉢植え)

水はけがよく、通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、赤玉土5、腐葉土4、パーライト1の配合土を用いるとよいでしょう。

植えつけ、 植え替え

庭植えの場合は、春の遅霜の心配がなくなったころに行います。鉢植えの場合は、球根を入手したら季節に関係なく、直ちに植えつけます。
大輪種は5~6号鉢に1球、小~中輪種は4~5号鉢に1球植えとし、球根の上部1/3~1/2が土から出るように浅植えにします。花が咲くと花の重みで鉢が倒れやすくなるので、陶器製の鉢や駄温鉢を用いるか、プラスチック製の鉢のときは二重鉢にするとよいでしょう。

ふやし方

分球:球根はなかなかふえません。鱗片ざしも行えますが、初心者は、自然に大きくなって分球するのを気長に待ちましょう。分球したら、春に分けてそれぞれ鉢に植えます。

●関連ページ
アマリリスを例にした分球の方法(球根を分けて増やす)

主な作業

花がら摘み:花が咲き終わったら、1輪ずつ花のつけ根のところで折り取ります。すべて咲き終わると、花茎もだんだん枯れてくるので、そうしたら株元から切り取ります。

枯れ葉摘み:寒くなって葉が枯れたら、葉のつけ根から切り取ります。

球根の掘り上げ:寒さに弱い品種の場合、最低気温が約6℃を下回ったころ、球根を掘り上げます。掘り上げたら暖かい室内に置いて乾かし、箱に入れてすき間にピートモスやおがくずを詰めて保存しておきます。

特徴

アマリリスは花径10~20cmもある鮮やかな色の花を、すっと立ち上がる太い茎に咲かせます。1株でもインパクトがあり、鉢植えや花壇、あるいは切り花として利用されています。
球根が多く出回るのは2月から3月で、鉢植えで育てれば1か月...

種類(原種、園芸品種)

シロスジアマリリス


Hippeastrum reticulatum var. striatifolium
葉に白い筋が入り、秋に開花する。花はやさしいピンク色で、派手ではないが涼しげ。

ヒッペアストルム・パピリオ


Hippeastrum papilio
原種。春咲き。緑がかった白い花弁に深紅の筋が入り、蕾の段階から美しい。やや咲きにくい。
‘アップル・ブロッサム’

‘アップル・ブロッサム’


‘Apple Blossum’
ほんのりピンク色の一重咲き。草丈70cmを超え、花径20〜25cmの巨大輪。

‘キャンディーケーン’


‘Candycane’
古い品種で、銘花。花径20〜25cmの巨大輪で、白い花弁に朱赤色が刷け目状に入る。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:島田有紀子(しまだ・ゆきこ)
広島市植物公園に勤務。ベゴニアやペラルゴニウムの仲間などを担当し、保有する豊富な野生種をもとに、耐暑性、耐寒性のあるベゴニアの育種に取り組む。それに止まらず、幅広い植物に精通している。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

アマリリスのそだレポ(栽培レポート)

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