アッツザクラ
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アッツザクラの育て方・栽培方法

アッツザクラ
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栽培カレンダー

基本データ

園芸分類 球根,草花
形態 多年草(半耐寒性春植え球根) 原産地 南アフリカ
草丈/樹高 5~15cm 開花期 5月~6月(鉢物は11月~4月に流通)
花色 赤,ピンク,白 栽培難易度(1~5)
耐寒性 やや弱い 耐暑性 強い
特性・用途 落葉性

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

日当たりと水はけのよいところで、冬期、地中の球根が凍らないところが適します。春、芽が出るときから花が終わるころまでは、特に十分な日照が必要です。その後、夏の間や休眠中は日陰でもかまいません。開花のためには冬の低温を必要とし、15℃以上を保つと開花しません。鉢植えのものは、凍らない程度の温度の低いところで冬越しさせます。

水やり

乾燥に強く、めったなことでは枯れません。休眠中は干からびないように、土がわずかに湿っている程度にしておきます。春の芽が出るときから開花時にかけては、極端に乾かさないよう、用土が乾いたらたっぷり与えます。

肥料

ほとんど無肥料でもよいくらいですが、開花後、液体肥料か緩効性化成肥料の置き肥を施しておくと、球根の太りがよく、球根の数もふえます。春、芽が出てきたときにも施しておくと生育促進になりますが、徒長しやすいので、少なめが無難です。

病気と害虫

ほとんど見られませんが、多肥多湿で水はけが悪いと球根が腐ることがあります。

用土(鉢植え)

山野草向けの用土が適します。一例として、赤玉土4、鹿沼土4、腐葉土2の配合土などがあげられます。

植えつけ、 植え替え

植えつけ:購入したポット苗は、一回り大きな鉢に植え替えるか、庭植えなら、石組みの間やレイズドベッドなど、水はけのよいところに植えつけます。

植え替え:鉢植えは、植えっぱなしにしておくと、用土の劣化や根詰まり、芽の混みすぎで球根の太りが悪くなり、花数も少なくなるので、毎年、早春か開花後に株分けを兼ねて植え直します。

ふやし方

分球:自然分球でよくふえますから、早春か開花直後に、これを株分けの要領で分けて植えつけます。1球ずつばらばらにするのではなく、かたまりで分けたほうが、作業も楽です。

こぼれダネ:品種によっては、こぼれダネが自然に芽生えることもあります。

主な作業

植え替え作業のほかにはほとんどありません。

特徴

アッツザクラは鉢物としての流通が多く、小鉢でも楽しめるかわいらしさが魅力の花です。高山植物のようにも見え、花の印象からアッツザクラと呼ばれるようになったものと思われますが、南アフリカ原産の半耐寒性球根植物で、北太平洋のアッツ島の原産ではあり...

種類(原種、園芸品種)

‘白鳥’

清楚な白花で、うっすらとピンクがのる。

‘都鳥’

やや濃いピンクで、かすり状に白色が入る。

‘折鶴’

‘都鳥’を淡くしたような花。

‘千代鶴’

ピンクの覆輪花。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:小黒 晃(おぐろ・あきら)
種苗会社ミヨシで、主に宿根草の導入、試作に携わっている。また、一般公開をしている宿根草ガーデンの管理を担当している。日本における、宿根草全般の栽培特性に造詣が深い。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

アッツザクラのそだレポ(栽培レポート)

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