ツバキ
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ツバキの基本情報

学名:Camellia japonica
和名:ツバキ(椿)  その他の名前:ヤブツバキ、ヤマツバキ

科名 / 属名:ツバキ科 / ツバキ属(カメリア属)

ツバキ
ツバキ
ツバキ

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ツバキとは

特徴

ツバキはツバキ科ツバキ属の常緑中高木で、光沢のある濃い緑の葉をもちます。名前の由来には諸説があり、厚みのある葉の意味で「あつば木」、つややかな葉の「艶葉木(つやばき)」、光沢のある葉の「光沢木(つやき)」、ほかにもまだありますが、花より葉の美しさが名前の由来とされる説が多いのもおもしろいところです。和名としてのツバキは野生種のCamellia japonicaのことですが、一般的に本種を交配親にもつ園芸品種も単にツバキとして扱われることもあります。さらにツバキ属全体を指してツバキと呼ばれることもあるため、流通の現場では間違いを避けるため、ヤブツバキと呼ぶこともあります。

●関連ページ
ツバキを例にした苗木の植え方(庭木や果樹を鉢植えにする)

基本データ

園芸分類 庭木・花木
形態 高木 原産地 本州、四国、九州、沖縄、台湾、朝鮮半島南部
草丈/樹高 5~10m 開花期 11月~12月、2月~4月
花色 赤,ピンク,白,複色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 強い
特性・用途 常緑性,生け垣向き,日陰でも育つ,耐寒性がある
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、園芸品種)

  • ‘加茂本阿弥’(かもほんなみ)

    Camellia japonica ‘Kamo-hon-nami’
    大輪一重椀咲きの白花で、京ツバキを代表する品種の一つ。
  • ‘岩根絞’(いわねしぼり)

    Camellia japonica ‘Iwane-shibori’
    中輪半八重で紅色地に白斑が入るのが特徴。白斑が多すぎないものがよしとされている。江戸ツバキの1品種。
  • ‘太郎冠者’(たろうかじゃ)

    Camellia japonica ‘Tarokaja’
    花色は紫みを帯びたピンクで、1月から4月に咲く早咲きの一重中輪。江戸時代から茶花として珍重されてきた。別名‘有楽’。紫味を帯びた花色や、子房が有毛であることなど、中国のツバキの特徴も示すが詳細は不明。葯は退化して花粉をつくらないがタネをつける性質はあり、タネをまくと白芯の個体が生まれることが多いことから、‘胡蝶佗助’‘数寄屋’など数あるワビスケツバキの母木であると推測されている。
  • ‘玉之浦’(たまのうら)

    Camellia japonica ‘Tama-no-ura’
    紅地に鮮やかな白覆輪が入る一重中輪。長崎県五島列島の福江島で発見されたヤブツバキ。ただし、増殖用の穂木が乱獲されたため、原木は枯死してしまい現存しない。
  • ‘玉霞’(たまがすみ)

    Camellia japonica ‘Tama-gasumi’
    白地または淡いピンク地に紅の小絞り、吹っ掛け絞りが入る一重中輪で、愛らしい抱え咲き。12月から4月までと花期が長い。よくタネを結ぶのも特徴。愛知県で作出。
  • ‘藻汐’(もしお)

    Camellia japonica ‘Moshio’
    濃朱紅色の八重蓮華咲き中・大輪。花期は4月。『椿伊呂波名寄色附』(1859年)に記載がある江戸のツバキで、絞り咲きの名花‘沖の浪’の枝変わりとされる。
  • ‘蝦夷錦’(えぞにしき)

    Camellia japonica ‘Ezonishiki’
    白地または淡いピンク地に濃紅の縦絞り、小絞りが入る半八重中輪。3月から4月咲き。葉は強く波打つ。『椿伊呂波名寄色附』(1859年)に記載がある代表的な江戸のツバキ。
  • ‘草紙洗’(そうしあらい)

    Camellia japonica ‘Soshiarai’
    ピンク地に濃い紅の小絞りが密に入る八重咲き大輪。江戸時代から伝わる名花。名の由来は能曲『草紙洗』で、この花の流れるような絞り柄が、小野小町が草紙に書き加えられた新たな墨を洗い落とす様子を連想させることによる。機知に富んだ巧みな命名である。
  • ‘卜伴’(ぼくはん)

    Camellia japonica ‘Bokuhan’
    濃紅の外弁と、密集した白色の唐子弁(雄しべが小花弁に変形したもの)とのコントラストが美しい。小輪。3月から4月咲き。江戸時代からの名花で、別名‘月光’。
  • ‘菱唐糸’(ひしからいと)

    Camellia japonica ‘Hishi-karaito’
    ピンクの半八重咲きだが、中央に白色の旗弁が集まるため唐子咲きに分類される。外弁は中折れして樋状となる。端正な花形の小輪。
  • ‘村下’(むらげ)

    Camellia japonica ‘Murage’
    濃紅の一重咲き極小輪。島根県奥出雲で発見されたヤブツバキの枝変わり。葯が退化して花粉ができない白蕊となっている。いわゆる「侘び芯ツバキ」。
    (註)葯の変化は、由来不明の‘太郎冠者’起源とされる「ワビスケツバキ」のグループに似ているが、‘村下’はヤブツバキの枝変わりなので、子房は無毛。ヤブツバキやユキツバキから現れたこのような枝変わりを「ワビスケツバキ」と区別するため「侘び芯ツバキ」と呼んでいる。代表的な品種に‘天倫寺月光’がある。

育て方・栽培方法

ツバキの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:高取利道(たかとり・としみち)
奈良県で庭のデザイン、施行、管理を行う、タカトリ園芸を経営。コニファー、花木、小果樹の利用を提案し、園芸番組への出演や、講習会、新聞、園芸誌への執筆を通してガーデニングの楽しさを伝える活動を行う。1級造園施行管理技士、農薬管理指導士。

さらに詳しく知りたい方におすすめの本

庭木、生け垣、鉢植えと利用範囲の広いツバキとサザンカ

ツバキ、サザンカは世界中で愛され、日本産の花を元に生まれた品種だけでも約6000種あるともいわれる。一重、八重、千重咲き、絞りなど花形も変化に富み、品種を選べば秋から春まで花が楽しめる。魅力的な花を咲かせる植え替え、剪定など栽培のコツを詳しく解説。

そだレポ(栽培レポート)

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