アネモネ
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アネモネの育て方・栽培方法

アネモネ
アネモネ・コロナリア
アネモネ
アネモネ・コロナリア
アネモネ
アネモネ・ブランダ

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栽培カレンダー

*関東地方以西基準

基本データ

園芸分類 球根,草花
形態 多年草 原産地 ヨーロッパ南部~地中海東部沿岸地域
草丈/樹高 15~50cm程度 開花期 2月~5月
花色 白,赤,ピンク,青,紫,複色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 弱い
特性・用途 耐寒性が強い,初心者でも育てやすい,開花期が長い

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

花つきの株を真冬に手に入れた場合は、凍らない場所に置きましょう。
球根を植えた鉢は、芽が出てから地上部が枯れる初夏までの間は、風通しのよい戸外の日なたに置きます。地上部が枯れたら雨のかからない日陰に置き、10月になったら再び日なたへ移動させます。地上部が枯れたときに、球根を掘り上げて保存してもかまいません。
庭植えにする場合は、水はけと風通しのよい日なたを選んで球根を植えつけます。ロックガーデンにも適します。

水やり

鉢植えでは、軽く湿らせた用土に球根を植えつけるので、植えつけ直後は水を与えずに、4~5日たってから水やりします。その後は、初夏に地上部が枯れるまで、用土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。地上部が枯れたら水やりを中止し、雨のかからない日陰に置いて鉢土を完全に乾かします。10月になったら、再び水やりを開始しましょう。
雨水がかかる庭植えでは、水やりは不要です。

肥料

鉢植えでは、肥料が少ないと花がたくさん咲きません。10月から3月の間は2週に1回ほど、薄めの液体肥料(N-P-K=6-10-5)を施します。ただし、晩春まで肥料を与え続けると、球根が充実しないので注意しましょう。
庭植えでは、植えつけ時に施す元肥(N-P-K=10-10-10)のみで十分です。

病気と害虫

病気:うどんこ病、灰色かび病、立枯病など
葉に白い粉がつくうどんこ病は3月から5月に、灰褐色のカビで覆われる灰色かび病は11月から5月の室内で、立枯病は4月から5月に発生しやすくなります。いずれも風通しが悪く、過湿になると発生を助長するので、注意します。花がらはまめに取り除いて、多肥にも気をつけます。

害虫:アブラムシ、ハモグリバエなど
アブラムシが10月から5月ごろ、新芽に発生します。3月から5月に、葉に落書きのような模様が現れたらハモグリバエです。幼虫が模様の先端にいるので、葉の上から指でつまんでつぶしましょう。

用土(鉢植え)

水はけのよい中性から弱アルカリ性の土(赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土に、適量のリン酸分の多い緩効性化成肥料、用土1リットル当たり3gの有機石灰を加えたものなど)を好みます。

植えつけ、 植え替え

掘り上げてすぐの乾燥させていないアネモネの球根は、そのまま植えつけてもかまいません。乾燥させた球根を植える場合は、10月以降が適期です。まだ気温が高い時期に、急激に吸水させると球根が腐りやすいので、まず軽く湿らせたバーミキュライトや清潔な砂に球根を埋めて、冷蔵庫内で1週間ほどかけてゆっくり吸水させてから植えつけましょう。気温が下がる11月以降は、球根を事前に吸水させずに植えつけてかまいません。鉢植えの場合の用土は軽く湿らせておき、土が球根の上に1cmほどかかる程度に浅く植えつけます。球根の上下がわかりにくいので、迷ったときは横向きに植えつけましょう。
庭植えにする場合、植えつけ場所にあらかじめ腐葉土を混ぜて有機質をふやし、苦土石灰、もしくは有機石灰を混ぜて、酸度調整をしておきます。

ふやし方

分球:6月から8月に球根を掘り上げたとき、球根を切り分けて株をふやすことができます。ただし、‘モナ・リザ’は分球しにくいので、無理に分けないようにしましょう。

タネまき:アネモネのタネまき適期は9月から10月ですが、暑いと発芽しにくく、25℃以上ではほとんど発芽しません。タネをまいたあとは日陰に置いて、できるだけ涼しく管理しましょう。

主な作業

花がら摘み:花がらを放置すると病気の原因になるので、こまめに摘み取りましょう。株の上に散った花がらも、取り除いておきます。

球根掘り上げ:6月から8月に地上部が枯れたら、球根を掘り上げて土を落とし、日陰で乾燥させます。乾燥した球根は網袋に入れて、雨のかからない涼しい日陰で保存しましょう。また、球根を掘り上げずに、鉢ごと乾燥させて夏越しさせることもできます。

特徴

古くから人との関わりが深く、神話や伝説にも多く登場しているアネモネ。ヨーロッパ南部から地中海東部沿岸地域の原生地から各地への伝播には、十字軍や巡礼者が関わっています。
原生地では、比較的雨の多い冬に生育し、初夏に地上部が枯れると...

種類(原種、園芸品種)

‘セント・ブリジッド’


Anemone coronaria ‘St.Brigid’
19世紀にアイルランドでつくられた、八重咲き大輪の品種。草丈は20〜40cm。
‘モナ・リザ’

‘モナ・リザ’


Anemone coronaria ‘Mona Lisa’
草丈60cmにもなる最も高性の品種で、切り花にも向く。背が高くなるので、支柱を添えて育てるとよい。分球しにくいので、ふやすときはタネまきで。

‘デ・カーン’


Anemone coronaria ‘De Caen’
19世紀後半に、フランスでつくられた一重から半八重の品種。草丈は20〜40cm。
‘ポルト’

‘ポルト’


Anemone coronaria ‘Porto’
‘デ・カーン’や‘セント・ブリジッド’よりも、草丈がやや低く鉢植えにも向く大輪一重咲き品種。草丈は20〜30cm。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:奥 隆善(おく・たかよし)
千葉大学大学院自然科学研究科博士前期課程修了後、植物の育種の道へ。チョコレートコスモスやカランコエなどの草花から、ハクサイなどの野菜まで幅広く手がける、気鋭の育種家。

そだレポ(栽培レポート)

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