イースターカクタス
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イースターカクタスの育て方・栽培方法

イースターカクタス
‘エンジェル・ハート’

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栽培カレンダー

基本データ

園芸分類 草花,多肉植物
形態 多年草 原産地 ブラジル
草丈/樹高 15~30cm 開花期 3月中旬~5月上旬
花色 赤,ピンク,オレンジ,白 栽培難易度(1~5)
耐寒性 弱い 耐暑性 やや弱い
特性・用途 常緑性

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

鉢植えで管理します。蕾がついてから鉢を移動させると蕾が落ちやすいので、花は室内で観賞します。花後は戸外に出し、しっかり日に当てて締まった株に育てます。ただし、梅雨明けから9月上旬までは、直射日光が当たらない涼しい半日陰で管理します。晩秋、霜が降りる前に室内に取り込み、窓辺など日当たりのよい場所で管理します。冬は5~10℃を保ち、暖房の効きすぎた部屋には置かないようにしましょう。

水やり

春から秋の成長期には、鉢土がよく乾いたらたっぷりと水やりをします。真夏は鉢土がよく乾きますが、花芽をつける時期でもあるので、乾かし気味に管理し、過湿に注意します。冬は生育が衰えているので、乾かし気味に管理します。

肥料

元肥として、用土にリン酸分の多い緩効性化成肥料を規定量混ぜておきます。花後から6月下旬まで、緩効性化成肥料を置き肥するか、あるいは液体肥料を施します。

病気と害虫

害虫:ナメクジ、ヨトウムシ、カイガラムシ
4月から10月にナメクジとヨトウムシが発生し、新芽を食害することがあります。
カイガラムシは、風通しが悪いときなどに、年間を通して発生することがあり、植物を弱らせます。カイガラムシの排せつ物がたまると、それに黒いすす状のカビが発生(すす病)します。カイガラムシを見つけたら、歯ブラシなどでかき落とします。

用土(鉢植え)

水はけと通気性のある用土が適しています。例えば、市販の草花用培養土に軽石を3割程度混ぜるか、ピートモス、バーミキュライト、軽石を等量に配合した用土を用います。

植えつけ、 植え替え

2年に1回程度、花後に植え替えます。大株にしたい場合は根鉢を軽くくずして一回り大きな鉢に、大株にしたくない場合は根鉢をより多くくずして同じサイズの鉢に植え替えます。

ふやし方

さし芽:花後から7月までに行います。木質化していない茎節を2~3節に切り、さし芽用土を用いて、3号ポットに6~9本くらいを同心円状にさします。発根して根が回れば、そのまま4~5号鉢に鉢上げします。

主な作業

切り戻し:花が終わったら、各枝の茎節を2節程度ひねり取り、形を整えます。上下の茎節をそれぞれ指でつまんでひねるように引っ張ると簡単にきれいに取れます。

特徴

イースターカクタスは、かつてはエピフィロプシス属(Epiphyllopsis)とリプサリドプシス属(Rhipsalidpsis)、両属の交雑種の総称でしたが、現在はそれらすべてをハティオラ属(Hatiora)に分類するのが一般的です。

種類(原種、園芸品種)

落下の舞


Hatiora rosea
赤紫色の花を咲かせ、わずかに芳香がある。

ゲ氏孔雀


Hatiora gaertneri
落下の舞より一回り大きい赤色の花を咲かせる。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:島田有紀子(しまだ・ゆきこ)
広島市植物公園に勤務。ベゴニアやペラルゴニウムの仲間などを担当し、保有する豊富な野生種をもとに、耐暑性、耐寒性のあるベゴニアの育種に取り組む。それにとどまらず、幅広い植物に精通している。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

イースターカクタスのそだレポ(栽培レポート)

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