クチナシの基本情報
学名:Gardenia jasminoides
和名:クチナシ(梔子)
科名 / 属名:アカネ科 / クチナシ属
クチナシとは
特徴
クチナシは梅雨どきに大型で純白の6弁花を咲かせて強い香りを漂わせ、秋には橙赤色の果実をつけます。この果実は黄色の染料として利用され、また漢方では山梔子(さんしし)として用いられていますが、熟しても裂開しません。つまり口が開かないことから「クチナシ」の和名がつけられたとされています。ただし、庭木としてよく栽培されているクチナシは、大型の花で八重咲きのオオヤエクチナシ(別名ヤエクチナシ、英名ガーデニア)が多く、こちらは花は豪華ですが実はつけません。近縁種に樹高30~40cmの低木で地表を這うように枝が横に広がるコクチナシや葉が丸いマルバクチナシなどがあります。
基本データ
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園芸分類 |
庭木・花木 |
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形態 |
低木 |
原産地 |
本州(東海地方以西)、四国、九州、沖縄 |
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草丈/樹高 |
1~2m |
開花期 |
6月~7月 |
 |
花色 |
白 |
栽培難易度(1~5) |
   |
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耐寒性 |
やや弱い |
耐暑性 |
強い |
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特性・用途 |
常緑性,半日陰でも育つ,香りがある,乾燥を嫌う |
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植物図鑑の見方
種類(原種、園芸品種)
-
コクチナシ
Gardenia jasminoides var. radicans
-
マルバクチナシ
Gardenia jasminoides var. maruba
-
ヤエクチナシ
Gardenia jasminoides f. ovalifolia
育て方・栽培方法
*関東地方以西基準
「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑
執筆:濱野周泰(はまの・ちかやす)
東京農業大学地域環境科学部教授。環境省特定外来生物等分類群専門家グループ委員をはじめ、学外での活躍も多く、2010年3月に倒れた鶴岡八幡宮の大銀杏の修復再生の指揮をとっている。
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