コキア
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コキアの基本情報

学名:Bassia scopariaKochia scoparia
和名:ホウキギ
その他の名前:イソボウキ、イソホウキギ、ホウキグサ、サマーサイプレス、バーニングブッシュ

科名 / 属名:ヒユ科 / ホウキギ属(バッシア属)

コキア
紅葉時
コキア
コキア

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コキアとは

特徴

コキアは、草姿が円錐形の整った形で、繊細な茎葉が密に茂り、明るくさわやかな印象を受ける春まき一年草です。観賞期間が長く、同じ形状のまま大きく育ちます。まるで刈り込みをしたコニファーのようで、何株かをまとめて植えると特異な景観がつくれます。ホウキギの和名のとおり、刈り取って陰干しして、草ボウキをつくるのに利用されます。
かつてはコキア属(Kochia)に分類されていたので、コキアと呼ばれていますが、今はバッシア属(Bassia)になっています。世界各地で野生化していて、日本でも帰化植物となっており、イソボウキの名で呼ばれることもあります。
観賞用に栽培されるのは、主に変種のトリコフィラ(ハナホウキギ、B. scoparia var. trichophylla)で、コンパクトな草姿で丸みがあり、秋には美しく紅葉します。花は淡黄緑色で、小さくて目立たず、雄花雌花があります。畑のキャビアとして知られるトンブリは、本種のなかで種子の大きな系統の果実からつくられるものです。これは草丈が高く、紅葉はしません。
コキアの名で流通しているものに、シルバーリーフの‘ダイヤモンドダスト’(Maireana sedifolia)があります。これはオーストラリア原産の常緑低木で、以前はコキア属でしたが、現在はマイレアナ属に分類されています。全体的に白っぽく、クリスマスの飾りに好まれますが、半耐寒性なので、コンテナの寄せ植えなどで利用されています。

※ヒユ科ホウキギ属は、アカザ科に分類されていたこともあります。

基本データ

園芸分類 草花
形態 一年草 原産地 西アジア、中央アジア
草丈/樹高 50~100cm 開花期 9月頃
観賞期 6月~11月(紅葉は10月~11月) 栽培難易度(1~5)
耐寒性 弱い 耐暑性 強い
特性・用途 観賞期が長い,花壇,鉢,生け垣向き,草ボウキ,食用(実)
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • ハナホウキギ

    Bassia scoparia var. trichophyllaB. scoparia f. trichophylla
    観賞用として、コキアの名前で出回る。コンパクトな草姿で紅葉も美しい。
  • ‘アカプルコ・シルバー’

    Bassia scoparia ‘Acapulco Silver’
    芽先が白く、斑入り葉となる品種。

育て方・栽培方法

コキアの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:小黒 晃(おぐろ・あきら)
種苗会社ミヨシで、主に宿根草の導入、試作に携わっている。また、一般公開をしている宿根草ガーデンの管理を担当している。日本における、宿根草全般の栽培特性に造詣が深い。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

コキアのそだレポ(栽培レポート)

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