トルコギキョウ
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トルコギキョウの基本情報

学名:Eustoma
和名:トルコギキョウ
その他の名前:リシアンサス、ユーストマ

科名 / 属名:リンドウ科 / トルコギキョウ属(ユーストマ属)

トルコギキョウ
トルコギキョウ
‘ランデブー・ピンク’
トルコギキョウ
‘バルカン・マリン’

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トルコギキョウとは

特徴

トルコギキョウはその和名から、キキョウ科の植物だと誤解されることがよくありますが、北アメリカ南西部から南部、メキシコ、南アメリカ北部の平原や河口に、2~3種が広く分布しているリンドウ科の植物です。
原産地から遠く離れた日本に昭和10年代に導入されてから著しく品種改良が進みました。原種は一重咲きの可憐な薄紫から紫の花ですが、昭和50年代にピンクの花色が登場したのを皮切りに、八重咲き、大輪、小輪、クリーム色、そして緑や茶色、複色と、非常にバリエーション豊かな品種がつくり出されました。多くは切り花として流通しますが、一部、鉢物として、草丈の低い品種が流通します。
トルコギキョウのタネはほこりのように小さいので、ピートモスを主体とした粒子の細かいタネまき用の土にまいたあとは覆土せず、乾かさないためとタネが流れないようにするために、底面給水で育てましょう。本葉が4枚になったらポリポットに鉢上げし、春までフレームなどの中で防寒して冬越しさせます。その後、大きな鉢や花壇に植えつけて育てます。ポット苗を移植する際は、根鉢をくずさないで植えつけるのがポイントです。植えつけ後は、たっぷり水を与えて活着を促しましょう。

基本データ

園芸分類 草花
形態 一年草 原産地 北アメリカ南西部から南部、メキシコ、南アメリカ北部
草丈/樹高 20~120cm 開花期 3月~6月(自生地では6月~7月)
花色 白,ピンク,黄,緑,紫,青,複色,茶 栽培難易度(1~5)
耐寒性 弱い 耐暑性 やや弱い
特性・用途 特になし
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • 「エクローサ」シリーズ

    Eustoma Exrosa Series
    近年特に好まれる八重咲きの先駆けとなった、切り花用のシリーズ。毎年多くの品種がつくり出されているが、いつまでも好まれるロングセラー。
  • 「シャララ」シリーズ

    Eustoma Sha-la-la Series
    通常、茎が太く、剛直になるように改良されているトルコギキョウのなかでは珍しい、茎が細くしなやかなシリーズ。ブルーとピンクの2色がある。
  • 「トム・サム」シリーズ

    Eustoma Tom Thumb Series
    草丈15〜25cm程度の鉢植え用品種。開花株は少し乾かし気味に管理し、花弁に水をかけないよう注意する。

育て方・栽培方法

トルコギキョウの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:奥 隆善(おく・たかよし)
千葉大学大学院自然科学研究科博士前期課程修了後、植物の育種の道へ。チョコレートコスモスやカランコエなどの草花から、ハクサイなどの野菜まで幅広く手がける、気鋭の育種家。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

トルコギキョウのそだレポ(栽培レポート)

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