ブバルディア
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ブバルディアの基本情報

学名:Bouvardia
和名:カンチョウジ(管丁字)
その他の名前:ブバルジャー、ブバリア、カニノメ

科名 / 属名:アカネ科 / カンチョウジ属(ブバルディア属)

ブバルディア
ブバルディア ハイブリッド系
ブバルディア
ブバルディア ハイブリッド系
ブバルディア
ブバルディア ハイブリッド系

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ブバルディアとは

特徴

ブバルディアはカンチョウジ(管丁字)とも呼ばれ、花は細長い筒状で、先端が4つに裂けて十文字のように開きます。これが茎の先に何輪も固まって咲き、多いものでは30輪くらいつきます。属名のブバルディアは、ルイ13世の侍医でフランス王室庭園長でもあったシャルル・ブバールの名前に由来します。
切り花として花束やフラワーアレンジメントに利用されることが多く、鉢植えも流通しますが、耐寒性が弱いので、一般家庭での栽培は比較的少ないほうです。短日開花性のものがほとんどで、通常は10月下旬以降に開花します。わが国では、伊豆大島などの温暖な地域での栽培が多く、シェード栽培(短日処理)により、ほぼ周年切り花が楽しめます。
ブバルディア属には30種があります。半常緑性の低木灌木で、葉は対生または3~5枚で輪生します。そのなかで、ブバルディア・ロンギフローラ(Bouvardia longiflora)は、白色大輪で強い芳香があり、比較的古くから栽培されていました。その後、ブバルディア・テルニフォリア(B. ternifolia)やブバルディア・レイアンタ(B. leiantha)など、いくつかの原種をもとに品種が育成され、赤や桃色など、小輪多花性のものが栽培されるようになりました。現在も新しい品種が育成され、これらは、ハイブリッド系と呼ばれています。

基本データ

園芸分類 庭木・花木
形態 低木 原産地 メキシコ、中央アメリカ(熱帯アメリカ)
草丈/樹高 50~100cm 開花期 10月下旬~4月(切り花は周年流通)
花色 赤,ピンク,白(黄,オレンジ) 栽培難易度(1~5)
耐寒性 弱い 耐暑性 強い
特性・用途 半常緑性,香りがある(赤花にはほとんどない),切り花
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • ‘富士の雪’

    ロンギフローラ種の園芸品種。花径3.5cmくらい。早生で花つきのよい‘改良富士の雪’が育成されている。強い芳香がある。
  • ‘白王冠’

    ‘改良富士の雪’の枝変わり品種。花径4.5cmくらいと花が大きい。やや晩生。
  • 「ロイヤル」シリーズ

    Bouvardia Royal Series
    ハイブリッド系。花は一重咲きで多花性、赤、桃色、白がある。
  • 「ダイヤモンド」シリーズ

    Bouvardia Diamond Series
    ハイブリッド系。花は八重咲きで、赤、桃色、白がある。

育て方・栽培方法

ブバルディアの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:小黒 晃(おぐろ・あきら)
種苗会社ミヨシで、主に宿根草の導入、試作に携わっている。また、一般公開をしている宿根草ガーデンの管理を担当している。日本における、宿根草全般の栽培特性に造詣が深い。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

ブバルディアのそだレポ(栽培レポート)

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