ブラキカム
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ブラキカムの育て方・栽培方法

ブラキカム
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栽培カレンダー

基本データ

園芸分類 草花
形態 一年草,多年草 原産地 オーストラリア、タスマニア、ニュージーランド、ニューギニア
草丈/樹高 10~30cm程度 開花期 3月~11月
花色 白,ピンク,黄,青,紫 栽培難易度(1~5)
耐寒性 弱い 耐暑性 やや弱い
特性・用途 常緑性,開花期が長い

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

鉢植えは、秋から春の間は日なたに、夏は半日陰に置きましょう。冬は、軽い霜が当たる程度なら戸外で冬越しできますが、凍るようなら室内に取り込みましょう。
庭植えでは、日当たりと水はけのよい場所に植えつけ、夏は日よけをして、半日陰をつくってやりましょう。

水やり

鉢植えでは、鉢土の表面が乾いてきたら、たっぷり水を与えましょう。庭植えでは、水やりはほとんど必要ありません。

肥料

鉢植えでは3月から11月に、薄めの液体肥料(チッ素N-リン酸P-カリK=6-6-6)を施します。ただし、1度にたくさん肥料を施しすぎると根が傷んでしまうので、液体肥料は必ず規定倍率の2倍ほどに薄めましょう。置き肥は不要です。
庭植えでは、特に肥料は必要ありません。

病気と害虫

病気:うどんこ病、灰色かび病
3月から5月と9月から11月、風通しが悪く株が軟弱に育つと、うどんこ病が発生しやすくなります。風通しと日当たりをよくし、液体肥料(N-P-K=6-6-6)を施して生育を促すと発生が減ります。
2月から6月と10月から11月、低温多湿の環境で灰色かび病が発生します。水やりは午前中に済ませ、夕方には葉が乾いているようにしたり、風通しをよくして発生を防ぎましょう。

害虫:ナメクジ
5月から7月と10月から11月、ナメクジが発生し、新芽を食害します。夜行性なので、夜に見回って捕殺しましょう。

用土(鉢植え)

過湿にも乾燥にも弱いので、水はけがよく保水力もある土を好みます。赤玉土(小粒)4、鹿沼土(小粒)1、酸度調整済みピートモス3、腐葉土1、パーライト1の配合土などを用います。

植えつけ、 植え替え

1年に1回、3月に、軽く根鉢をくずして植え替えましょう。地下茎が鉢の中を伸びている株は、同時に株分けしてふやすことができます。

ふやし方

株分け:3月、植え替えと同時に、株分けしてふやすことができます。

さし芽:3月、充実した茎をさして、ふやすことができます。

タネまき:9月から10月、粒子の細かい用土にタネをまき、タネが少し見える程度にごく薄く覆土します。発芽した苗は、春まで凍らせないように育苗しますが、フレームに取り込んだ場合、小さなフレーム内は多湿や高温になりやすいので十分に換気しましょう。

主な作業

花がら摘み:3月から11月の開花中、灰色かび病の原因になるので、花がらはこまめに取り除きましょう。

切り戻し:6月から7月の梅雨ごろ、切り戻して風通しよくし、高温多湿の夏に蒸れて枯れるのを防ぎましょう。

特徴

ブラキカムは、オーストラリア、タスマニア、ニュージーランド、ニューギニアに、60~70種が分布する半耐寒性の一年草、または多年草で、オーストラリアで品種改良された、多年草タイプの品種が多く流通しています。一年草種では、ブラキスコメ・イベリデ...

種類(原種、園芸品種)

‘レモン・ツイスト’


Brachyscome ‘Lemon Twist’
アングスティフォリア種(B. angustifolia)とクルビカルパ種(B. curvicarpa)の交配から、オーストラリアで育成された品種。ブラキカムでは珍しい黄花で、花は小さい。株はコンパクトにまとまる。
‘マウブ・ディライト’

‘マウブ・ディライト’


Brachyscome ‘Maubu Daylight’
青紫の小輪花を、株いっぱいに密につける丈夫な品種。株はボール状に丸くまとまる。

‘ミスティー・ライラック’


Brachyscome ‘Misty Lilac’
ブラキカムのなかでは、特に大輪の花を咲かせる品種。花つきはあまりよくない。

ブラキスコメ(ブラキカム)・イベリディフォリア


Brachyscome iberidifolia
秋まきで、春に開花する一年草。青紫の品種が多く栽培される。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:奥 隆善(おく・たかよし)
千葉大学大学院自然科学研究科博士前期課程修了後、植物の育種の道へ。チョコレートコスモスやカランコエなどの草花から、ハクサイなどの野菜まで幅広く手がける、気鋭の育種家。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

ブラキカムのそだレポ(栽培レポート)

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