ポーチュラカ
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ポーチュラカの育て方・栽培方法

ポーチュラカ
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ポーチュラカ

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栽培カレンダー

基本データ

園芸分類 草花
形態 一・二年草,多年草 原産地 南北アメリカを中心に熱帯~温帯に広く分布
草丈/樹高 地面に張りつくようにほふくして伸びる 開花期 5月~10月
花色 白,赤,ピンク,オレンジ,黄,紫,複色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 弱い 耐暑性 強い
特性・用途 開花期が長い,初心者でも育てやすい,グラウンドカバーにできる

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

終日、よく日の当たる場所で管理しましょう。庭植えにする場合は、水はけのよい場所が適しているので、レンガやコンクリートで囲んで、一段高くなった花壇に植えるのがおすすめです。西日が当たって、ほかの植物が弱ってしまうような特に暑い場所でも平気です。

水やり

鉢植えでは、土の表面が乾いたらたっぷり水やりしましょう。庭植えの場合は、水やりの必要はありません。

肥料

肥料切れさせないように、緩効性化成肥料(N-P-K=12-12-12)を定期的に施し、さらに液体肥料(N-P-K=6-10-5)も施すとよいでしょう。庭植えの場合は、肥料は不要です。

病気と害虫

病気:特にありません。

害虫:特にありません。

用土(鉢植え)

水はけと肥料もちのよい土を好みます。赤玉土(中粒)5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土に、リン酸分の多い緩効性の化成肥料を適量施して植えつけます。

植えつけ、 植え替え

植えつけ適期は5月から8月です。秋になると成長が遅くなるので、8月中旬までには植えて、暑い時期に大きく育てましょう。なお、植えつけ時に、根鉢をくずす必要はありません。また、7月から9月の間に肥料を施しても成長がよくない場合は、根詰まりしている可能性が高いので、一回り大きな鉢に植え替え(鉢増し)ます。

ふやし方

さし木:適期は5月から10月です。茎を5~10cmほどで切り取り、植えつけと同じ用土にさしておけば、容易に発根して苗になります。切り取った茎を水にさしておくだけでも根が出るので、発根を確認してから土に植えつけてもよいでしょう。なお、秋に、場所をとらないように小苗をつくり、室内に取り込んで冬越しさせることもできます。

タネまき:低温では発芽しないので、タネは暖かくなる5月を待ってまきましょう。覆土は不要です。

主な作業

剪定:非常に旺盛に育って大きくなるので、伸びすぎて邪魔になったら、好きな位置で剪定してもかまいません。

特徴

ポーチュラカは、シャモジ形で多肉質の葉と茎をもち、暑さや乾燥に非常に強い植物です。地表を覆うように育ち、ハナスベリヒユとも呼ばれています。畑地の雑草に、黄色のごく小さな花をつけるスベリヒユ(Portulaca oleracea)がありますが...

種類(原種、園芸品種)

ハナスベリヒユ「園」シリーズ


Portulaca oleracea Sono Series
普通ハナスベリヒユは午後には花が閉じるが、園シリーズは夕方まで咲き続ける。

ポーチュラカリア・モロキニエンシス


Portulaca morokiniensis
平たい大きな葉をつける。高温時の多湿にはかなり弱いので、水のやりすぎに注意する。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:奥 隆善(おく・たかよし)
千葉大学大学院自然科学研究科博士前期課程修了後、植物の育種の道へ。チョコレートコスモスやカランコエなどの草花から、ハクサイなどの野菜まで幅広く手がける、気鋭の育種家。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

ポーチュラカのそだレポ(栽培レポート)

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