ミヤコワスレ
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ミヤコワスレの育て方・栽培方法

ミヤコワスレ
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ミヤコワスレ

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栽培カレンダー

*切り戻しは、促成栽培され1月〜2月に咲いた株。

基本データ

園芸分類 草花
形態 多年草 原産地 東アジア
草丈/樹高 20~30cm程度 開花期 4月~6月
花色 白,ピンク,青 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 やや弱い
特性・用途 落葉性

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

日当たりと水はけのよい場所に植えつけましょう。水はけの悪い場所に植えつける場合は、盛り土したり、腐葉土を混ぜたりして水はけをよくしておきます。暑さから守るために、6月から秋の彼岸まで、鉢植えのものは半日陰に置いて管理しましょう。

水やり

鉢植えは、土の表面が乾いてきたらたっぷり水やりしましょう。庭植えでは水やりは、ほぼ必要ありません。

肥料

鉢植えは、3月から6月に、緩効性の化成肥料(N-P-K=10-10-10)を施します。1回に施しすぎないように注意しましょう。庭植えの株に、肥料は特に必要ありません。

病気と害虫

病気:特にありません。

害虫:アブラムシ、ナメクジ
4月から11月、新芽や花芽にアブラムシがよく発生します。大発生すると葉についた排せつ物がカビて見苦しくなるので、防除しましょう。
5月から7月、多湿になるとナメクジの活動が活発になり、特に新芽や花芽が食害されます。ナメクジは、夜行性で、昼間は鉢の下や石の下に隠れているので、探して捕殺しておきましょう。

用土(鉢植え)

赤玉土(中粒)5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の混合土など、水はけのよい土を好みます。これにリン酸分の多い緩効性の化成肥料を適量混ぜてから、株を植えつけます。

植えつけ、 植え替え

5月から6月と9月から10月が植えつけ、植え替えの適期です。根がよく伸びて根詰まりを起こしやすいので、鉢植えは、毎年植え替えると成長が促進されます。庭植えは、数年に1回、株分けを兼ねて植え替えるとよく育ちます。

ふやし方

株分けの適期は5月から6月と、9月から10月です。植え替え時に株を切り分けましょう。

主な作業

花がら摘み:花期の4月から6月、花がらを放置すると、病気の原因になります。ときどき取り除きましょう。

切り戻し:早春に促成栽培され、早い時期から咲いた株は、花が少なくなった3月から4月に弱剪定をすると、わき芽が伸びて再度開花が楽しめます。

特徴

ミヤコワスレは、本州、四国、九州の山地に自生するミヤマヨメナの園芸品種につけられた和名です。ミヤマヨメナは淡青色ですが、江戸時代から改良されてきたミヤコワスレには淡青色だけでなく、青やピンク、白があり、4月から6月にかけて花を咲かせます。<...

種類(原種、園芸品種)

ミヤマヨメナ


Miyamayomena savatieri
本州、四国、九州の山地に自生する野草。淡青色の花を咲かせる。ミヤコワスレは、ミヤマヨメナの園芸品種の和名。

‘みのる紫’


Miyamayomena ‘Minorumurasaki’
ミヤコワスレのなかでは花が大きく、濃青色の凛とした花を咲かせる。

‘浜乙女’


Miyamayomena ‘Hamaotome’
かわいらしいピンクの花を咲かせる品種。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:奥 隆善(おく・たかよし)
千葉大学大学院自然科学研究科博士前期課程修了後、植物の育種の道へ。チョコレートコスモスやカランコエなどの草花から、ハクサイなどの野菜まで幅広く手がける、気鋭の育種家。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

ミヤコワスレのそだレポ(栽培レポート)

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