キルタンサス
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キルタンサスの育て方・栽培方法

キルタンサス
キルタンサス・マッケニー
キルタンサス
キルタンサス・マッケニー

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栽培カレンダー

基本データ

園芸分類 球根,草花
形態 多年草 原産地 南アフリカ
草丈/樹高 20~50cm 開花期 12月~2月(冬咲き種)、5月~8月(初夏咲き、夏咲き種)
花色 赤,オレンジ,黄,ピンク,白 栽培難易度(1~5)
耐寒性 普通 耐暑性
特性・用途 開花期が長い

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

日当たりと水はけのよいところであれば、あまり場所も選ばず、やせ地でも育ちます。性質の強いマッケニータイプは、庭や鉢に植えっぱなしでもよく、夏の間は日陰でもかまいません。夏咲きタイプのC・サンギネウス(C.sanguineus)やC・エラタス(C.elatus)などは多肥、多湿にやや弱く、鉢栽培向きで、花を咲かせるには球根を大きく太らせる必要があります。冬期は0℃以上が安全ですが、マッケニーは、耐寒性があり、-2~-3℃ぐらいまでなら、花もほとんど傷みません。関東地方以西の太平洋側では栽培容易です。

水やり

過湿は球根が腐りやすいので、用土が乾いたらたっぷり与えるというのが基本です。マッケニーはかなり適応性があります。

肥料

少なめが安全で、ほとんど無肥料でもよいくらいですが、生育・開花促進のために、新芽の展開や成長に合わせて、月1回ぐらい置き肥や液体肥料を施します。

病気と害虫

ほとんど見られません。

用土(鉢植え)

水はけのよいものであれば特に選びません。赤玉土7、腐葉土3の配合土など、一般の草花用培養土も利用できます。2割程度の鹿沼土、軽石、くん炭などを混ぜるとなおよいでしょう。

植えつけ、 植え替え

春または秋に球根を植えつけます。庭植えでは地表すれすれに、鉢植えでは球根の上部が少し出るくらいの浅植えとします。あまりまめに植え替える必要はありません。数年はそのままで、根をしっかり張らせることが大切です。

ふやし方

自然に分球してよくふえます。根詰まりしたり、芽が混み合ってきたら掘り上げ、株分けして植えつけます。球根ですが、宿根草をふやすような要領です。タネまきでふやすことも可能で、開花まで4~6年かかります。

主な作業

ほとんど手はかかりません。混みすぎると、小さな球根ばかりで咲きにくくなることもあるので、株分けしたり、芽数を減らして植え直しをします。

特徴

キルタンサスは南アフリカに45~50種が自生する球根植物で、種によって形態や性質が大きく異なり、変化に富んでいます。
大別すると冬咲き種と夏咲き種があり、花形は細い筒形から壺形、盃状に大きく開くものなどで、下垂するものから上向き...

種類(原種、園芸品種)

マッケニータイプ

マッケニータイプ

各色別に選抜されたものが出回り、品種名のついたものでは、‘あかつき’や‘東天’がある。ミックスでも流通している。

エラタスタイプ

夏咲き。赤花の‘ビーナス’、ピンク色の‘サターン’などがある。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:小黒 晃(おぐろ・あきら)
種苗会社ミヨシで、主に宿根草の導入、試作に携わっている。また、一般公開をしている宿根草ガーデンの管理を担当している。日本における、宿根草全般の栽培特性に造詣が深い。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

キルタンサスのそだレポ(栽培レポート)

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