クロコスミア
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クロコスミアの基本情報

学名:Crocosmia
和名:ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)
その他の名前:モントブレチア、トリトニア

科名 / 属名:アヤメ科 / クロコスミア属

クロコスミア
クロコスミア
クロコスミア

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クロコスミアとは

特徴

クロコスミアは、モントブレチアやヒメヒオウギズイセンの名前で古くから栽培され、親しまれている花です。細長い剣状の葉が群生し、夏に色鮮やかな花が穂になって咲きます。性質が強く、よくふえるので、野生化したものが各地で見られます。
クロコスミア属には7種があり、最も一般的なのは、クロコスミア・オーレア(ヒオウギズイセン、Crocosmia aurea)とクロコスミア・ポトシー(C. pottsii)の交配種のクロコスミア・クロコスミイフロラ(ヒメヒオウギズイセン、C. × crocosmiiflora)です。品種も多く、その数は300以上もあります。地下には球根(球茎)があり、地下茎を伸ばして、その先端に新しい球根が毎年1個ずつできてふえていきます。これが3~4年分くらい枯れずに残るので、団子が連なっているように見えます。冬は休眠する春植え球根ですが、植えっぱなしでほとんど手がかかりません。丈夫な宿根草として扱われ、緑化材料としても利用されています。

基本データ

園芸分類 球根
形態 多年草 原産地 南アフリカ
草丈/樹高 40~150cm 開花期 6月~8月
花色 赤,オレンジ,黄,複色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 弱い(球根は凍らない地中で冬越し) 耐暑性 強い
特性・用途 落葉性,初心者でも育てやすい
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • クロコスミア・クロコスミイフロラ

    Crocosmia × crocosmiiflora
    和名はヒメヒオウギズイセン。明治の中ごろに日本に導入され、現在では野生状態のものが各地で普通に見られる。
  • ‘ルシファー’

    Crocosmia ‘Lucifer’
    草丈1m以上になる大型種。朱赤の鮮明な花色が印象的。
  • ‘エミリー・マッケンジー’

    Crocosmia ‘Emily Mckenzie’
    草丈40〜50cm、花径5〜6cmの大輪種。オレンジ色の花に赤いリング状の模様が入る。
  • ‘コロンブス’

    Crocosmia ‘Columbus’
    草丈50〜70cm、花は鮮やかな黄色。
  • ‘ゲルベ・ドール’

    Crocosmia ‘Gerbe d’Or’
    草丈40〜50cm。花は濃い黄色で、葉色はやや銅葉となる。
  • ‘ジョージ・ダビッドソン’

    Crocosmia ‘George Davidson’
    明るい黄色の花の小輪多花性種。
  • クロコスミア・マソノラム

    Crocosmia masonorum
    オレンジ色の中型種。交配親としても重要な種。

育て方・栽培方法

クロコスミアの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:小黒 晃(おぐろ・あきら)
種苗会社ミヨシで、主に宿根草の導入、試作に携わっている。また、一般公開をしている宿根草ガーデンの管理を担当している。日本における、宿根草全般の栽培特性に造詣が深い。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

クロコスミアのそだレポ(栽培レポート)

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