シラー
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シラーの育て方・栽培方法

シラー
シラー・シベリカ
シラー
シラー・ペルビアナ
シラー
シラー・リタルディエレイ

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栽培カレンダー

*関東地方以西基準

基本データ

園芸分類 球根,草花
形態 多年草 原産地 ユーラシア大陸、南アフリカ、熱帯アフリカ
草丈/樹高 5~80cm 開花期 3月~6月上旬
花色 白,ピンク,青,紫,複色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 やや弱い~普通 耐暑性 普通~強い
特性・用途 落葉性,初心者でも育てやすい

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

日当たりと水はけのよい場所が適していますが、多少日陰になるところでも開花します。夏は地上部が枯れて休眠するので日に当てなくてもよいですが、暑さにやや弱い種類もあるので、夏は涼しいところで育てます。ややアルカリ性の土壌を好むので、花壇には植えつけ前に苦土石灰をまいておきます。

水やり

球根の植えつけ時に水やりしたあとは控えめにしますが、冬でも土がひどく乾いたら水やりをします。開花後、休眠に入りかけたら水やりを停止します。

肥料

用土にはあらかじめ元肥として三要素等量の緩効性化成肥料を混ぜておきます。成長期には液体肥料もしくは固形肥料を施します。

病気と害虫

特にありません。

用土(鉢植え)

水はけがよく、通気性に富み、適度な保水性のある土が適しています。市販の草花用培養土を用いるか、あるいは赤玉土5、腐葉土4、パーライト1の配合土を用いるとよいでしょう。

植えつけ、 植え替え

9月中旬から11月上旬に植えつけます。種によって球根の大きさは異なりますが、小さなものであれば5号鉢に5球程度、ペルビアナのような大きなものであれば5号鉢に1球を目安に植えつけます。また、シベリカの球根は小さく、山野草のようにロックガーデンなどに植えつけるとよいでしょう。3年くらいは植えっぱなしにできます。
夏に休眠しますが、外皮のない球根は乾燥に弱いので、鉢植えの場合は水やりを停止し、掘り上げずに鉢ごと夏越しさせます。庭植えの場合も、分球してふやすのでなければ、掘り上げる必要はありません。

ふやし方

自然に分球します。

主な作業

花がら摘み:花序全体が咲き終わったら、花茎を基部から切り取ります。

特徴

シラーは星形や釣り鐘状の小花が、房状や穂状(散形花序または総状花序)に咲きます。
ユーラシア大陸、南アフリカ、熱帯アフリカに100種以上の原種があり、開花期や休眠などの特性は種によって異なります。数種の原種(ペルビアナ、シベリカ...

種類(原種、園芸品種)

シラー・ペルビアナ

シラー・ペルビアナ


Scilla peruviana
青紫の小花が傘状に集まって(散形花序をなして)咲く。シラーのなかではやや大型になる種。近年、白花が登場。
シラー・シベリカ

シラー・シベリカ


scilla siberica
小アジア〜コーカサス地方、ヨーロッパ南東部原産。草丈10〜20cmで、ロックガーデンなどにも向く。いくつかの園芸品種があり、青花と白花とがある。よくふえる。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:島田有紀子(しまだ・ゆきこ)
広島市植物公園に勤務。ベゴニアやペラルゴニウムの仲間などを担当し、保有する豊富な野生種をもとに、耐暑性、耐寒性のあるベゴニアの育種に取り組む。それに止まらず、幅広い植物に精通している。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

シラーのそだレポ(栽培レポート)

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