チオノドクサ
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チオノドクサの育て方・栽培方法

チオノドクサ
チオノドクサ
チオノドクサ

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栽培カレンダー

基本データ

園芸分類 草花,球根
形態 多年草(秋植え球根) 原産地 クレタ島、キプロス島、トルコ
草丈/樹高 10~15cm 開花期 2月中旬~4月中旬
花色 青から紫,ピンク,白 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 普通(夏は休眠)
特性・用途 落葉性,耐寒性が強い

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

開花期にはよく日が当たり、夏は日陰になる場所が適します。どちらかといえば冷涼地のほうが栽培しやすく、株もよくふえるようです。暖地では特に水はけをよくしておくことが大切です。球根は、暑さを避けるように地中深くにもぐっていくので、よく耕して水はけをよくしておくことが大切です。

水やり

鉢植えやコンテナは、11月ごろから開花後5月ごろまでは乾かさないよう、用土が乾き始めたらたっぷりと与えます。夏の休眠中は必要ありません。太平洋側では冬に乾燥しやすいので、芽が出るまでは日陰に置き、強い乾風を防いでおくとよいでしょう。
庭植えでは、ほとんど水やりの必要はありません。

肥料

庭植えではほとんど必要ありません。鉢植えは、少量の元肥のほか、芽が出始めたときと開花直後に液体肥料を追肥します。

病気と害虫

病気:ほとんど見られません。

害虫:ほとんど見られません。

用土(鉢植え)

赤玉土7、腐葉土3の配合土など、一般の草花向け培養土が利用できます。水はけのよいことが条件で、ピートモスの多い用土は不向きです。

植えつけ、 植え替え

植えつけ:適期は10月から11月です。庭植えの場合は落葉樹の陰になる場所や、夏の間はほかの草花で覆われて日陰になる場所を選び、庭土に腐葉土などを混ぜて植えつけます。植える深さは5~6cmくらい、株間は狭くてもかまいません。

植え替え:庭植えでは数年間は植えっぱなしのほうが生育もよく、場所によっては、こぼれダネでもふえるほどです。鉢植えは、1~2年に1回、秋早めに植え直しをします。4号鉢で5球くらいが目安です。

ふやし方

分球:主に分球でふえていきます。

タネまき:タネまきも容易で、秋にまくかとりまきをします。開花まで3~4年かかります。

主な作業

花がら摘み:タネをとらないときは、球根を太らせるため、早めに花がらを取り除きます。茎を残して花の部分だけを取ります。

特徴

チオノドクサは寒中から咲き始める早春の花で、いち早く春の訪れを告げるように花壇を明るく彩ります。キラキラと輝くような美しさがあり、群生させると見事です。スノードロップやクロッカスなどと同様に花は霜や凍結に強く、秋植え球根ですが庭に植えっぱな...

種類(原種、園芸品種)

チオノドクサ・フォーベシー

チオノドクサ・フォーベシー


Chionodoxa forbesii
ルシリアエの名前で出回ることが多い。花は青紫色で、色の濃淡など変異がある。

チオノドクサ・フォーベシー‘ロゼア’


Chionodoxa forbesii ‘Rosea’
桃花。

チオノドクサ・フォーベシー‘アルバ’


Chionodoxa forbesii ‘Alba’
白花。

チオノドクサ・ルシリアエ‘ギガンテア・アルバ’

ルシリアエの白花。花弁は幅広いが花数少ない。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:小黒 晃(おぐろ・あきら)
種苗会社ミヨシで、主に宿根草の導入、試作に携わっている。また、一般公開をしている宿根草ガーデンの管理を担当している。日本における、宿根草全般の栽培特性に造詣が深い。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

チオノドクサのそだレポ(栽培レポート)

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