ヒアシンソイデス
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ヒアシンソイデスの育て方・栽培方法

ヒアシンソイデス
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ヒアシンソイデス

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栽培カレンダー

基本データ

園芸分類 球根
形態 多年草 原産地 ヨーロッパ、北アフリカ
草丈/樹高 20~40cm 開花期 4月~5月
花色 青紫,ピンク,白 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 強い(夏は休眠)
特性・用途 落葉性,初心者でも育てやすい,樹陰のグラウンドカバー,植えっぱなしでよい

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

水はけのよい場所であればあまり場所を選ばず、日当たりから半日陰まで、また、寒地から暖地まで幅広く栽培できます。地上部があるのは4月から6月の3か月くらいなので、夏の間はほかの草花で覆われる場所でも大丈夫です。落葉樹の下などでは自然にふえて群落になります。
鉢植えの場合は、細かく分球してしだいに花が咲かなくなるので、なるべく大きな鉢に植えるとよいでしょう。

水やり

庭植えではほとんど必要ありません。鉢植えでは、秋から春まで用土が乾いたらたっぷりと与えます。

肥料

庭植えではほとんど必要ありません。鉢植えでは、晩秋、早春、開花後にそれぞれ置き肥を施しておきます。

病気と害虫

病気:白絹病など
水はけが悪いと、白絹病などの土壌病害の被害を受けることがあります。

害虫:ほとんどありません。

用土(鉢植え)

一般の草花用培養土が利用できます。赤玉土7、腐葉土3配合土も使えます。

植えつけ、 植え替え

植えつけ:秋に球根を植えつけます。土に腐葉土などの腐植質を混ぜておき、石灰分を少量入れておくと、生育もよくなり、病気の予防にもなります。株間は球根3個分の間隔で、深さも3個分くらいとします。鉢植えでは、5号鉢なら5球植えくらいが目安です。

植え替え:庭では、数年植えっぱなしでかまいません。鉢植えは、毎年植え替えを行います。休眠中に掘り上げて、大きな球根だけを選んで植えつけます。

ふやし方

分球:自然分球でよくふえます。こぼれダネでもふえるほどで、品種の確かな株を維持するには、花がらを摘んでタネをつけないようにしておきます。

主な作業

花がら摘み:ほとんど放任でよく、手がかかりません。ただし、花がらは切り取ったほうがすっきりと見栄えがよくなります。

特徴

ヒアシンソイデス属は、ヒアシンス(Hyacinthus)やシラー(Scilla)に近い仲間で、7種があり、以前はシラー属に分類されていました。このうち、ヒアシンソイデス・ヒスパニカ(H. hispanica)とヒアシンソイデス・ノンスクリプ...

種類(原種、園芸品種)

ヒアシンソイデス・ヒスパニカ‘アルバ’


Hyacinthoides hispanica ‘Alba’
白花。

ヒアシンソイデス・ヒスパニカ‘ロゼア’


Hyacinthoides hispanica ‘Rosea’
花色はピンク。

ヒアシンソイデス・ノンスクリプタ‘アルバ’


Hyacinthoides non-scripta ‘Alba’
白花。

ヒアシンソイデス・ノンスクリプタ‘ロゼア’


Hyacinthoides non-scripta ‘Rosea’
花色はピンク。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:小黒 晃(おぐろ・あきら)
種苗会社ミヨシで、主に宿根草の導入、試作に携わっている。また、一般公開をしている宿根草ガーデンの管理を担当している。日本における、宿根草全般の栽培特性に造詣が深い。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

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