キキョウ
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キキョウの育て方・栽培方法

キキョウ
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栽培カレンダー

*関東地方以西基準

基本データ

園芸分類 草花,山野草
形態 多年草 原産地 日本を含む東アジア
草丈/樹高 15~150cm 開花期 6月~10月
花色 白,ピンク,紫 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 強い
特性・用途 落葉性,開花期間が長い,耐寒性が強い,初心者でも育てやすい

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

風通しのよい日なたで育てます。日陰では栽培できません。庭植えの場合は水はけのよい場所を選び、できれば15~30cm盛り土をした上に植えます。

水やり

鉢植えの場合は、表土が乾いたら十分に与えます。庭植えの場合は、よほど晴天が続いて乾燥しないかぎり、必要ありません。

肥料

植え替えの際にリン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥料を施します。この際、根に直接肥料が触れないようにすることが大切です。3月から5月の間はか月に1回油かすと骨粉の等量配合の親指大のものを、5号鉢で3~4個施します。6月から9月の間は、三要素等量の液体肥料を2000倍に薄めたものを、1か月に2~3回施します。庭植えでも同様です。

病気と害虫

病気:立枯病、茎腐(くきくされ)病
立枯病は茎と根のつけ根あたりが腐り、茎腐病は根元近くの茎が腐る病気です。どちらも主に夏に発生します。
水はけと風通しが悪いことで過湿になるのが原因なので、盛り土した上に植えるか、水はけのよい土に改良し、風通しをよくすると防ぐことができます。

害虫:クロウリハムシ、アブラムシ、ヨトウムシ
クロウリハムシはオレンジ色の頭と身体に黒い羽をもち、つやのある体長1cmほどの虫です。4月から9月に発生します。見つけしだい捕殺するか、数が多ければ薬剤で防除します。周辺のウリ科の雑草を処分することも有効です。

用土(鉢植え)

鉢植えの場合は、水はけのよい土であれば土質を選びません。赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土のほか、市販の草花用培養土でもよく育ちます。過湿にやや弱いので、庭植えにする場合は、10~20cmほど盛り土した上に植えると、病気や根腐れの心配がありません。
一部の矮性の園芸品種は鹿沼土と赤玉土、軽石の各小粒を等量配合したもので植えます。矮性の園芸品種を庭植えにする場合は、ロックガーデンを築いて植えつけます。

植えつけ、 植え替え

2月から3月の芽出し直前に植え替えます。よくふえてすぐに根詰まりを起こすので、鉢植えの場合は毎年植え替えます。庭植えの場合は特に植え替えの必要はありませんが、3年に1回は掘り上げて株分けして植え直します。太いゴボウ状の根を傷つけないように注意しましょう。
実生苗は成長に合わせて、時期を問わず植え替え(鉢増し)をします。

ふやし方

タネまき:市販のタネや、自分で採取したタネを冷蔵庫に保管して2月から3月にまきます。順調に育てば、まいた年に開花します。

株分け:2月から3月の芽出し直前に株を分けます。自然に株が分かれている部分で分け、根茎を切って分ける場合は、切り口には癒合剤や殺菌剤を塗って保護しておきます。

さし芽:5月から6月に、新芽の先端をさします。

主な作業

切り戻し:最初の花がだいたい終わったら、茎の半分から2/3ほどを残して切り戻すと、二番花を楽しむことができます。

支柱立て:4月から5月に行います。茎に1本ずつ添えるよりも、あんどん支柱を使ってまとめて支えるほうが合理的です。

タネの採取:8月から9月に熟した果実をとって、タネを集めます。

特徴

キキョウは東アジアに広く分布する多年草です。日当たりのよい草原に見られますが、国内ではそのような場所が激減したため絶滅危惧種になっています。茎はまっすぐに伸びて高さ10~120cm、先端近くに直径5~7cmの花を1~10数輪咲かせます。根は...

種類(原種、園芸品種)

アポイギキョウ

アポイギキョウ


Platycodon grandiflorus Apoyama Group
矮性タイプの代表品種。小型で高さ10〜20cm。栽培は高山植物として扱う。

ウズキキョウ


Platycodon grandiflorus ‘Uzu’
葉がちりめん状になる、草丈の低い園芸品種。花が桃色で草丈の低いものと、桃色のものよりやや草丈が伸びる白花のものがある。

五月雨


Platycodon grandiflorus Samidare Group
姿は普通のキキョウと一緒だが、5月下旬から6月に咲き始める早生系統。花色は紫のほか、白、桃色、絞りがある。

‘小町’


Platycodon grandiflorus ‘Komati’
袋咲き(花が最後まで開かない)の園芸品種で、紫色の風船のような花。早咲き。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:辻 幸治(つじ・こうじ)
1976年、大阪生まれ。ホームセンター勤務を経て、現在は園芸分野の執筆活動も精力的に行う気鋭の園芸家。江戸の園芸文化から、海外のワイルドフラワーまで、幅広く植物に精通している。

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