ヤトロファ
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ヤトロファの基本情報

学名:Jatropha
和名:ナンヨウアブラギリ(南洋油桐)
その他の名前:タイワンアブラギリ、サンゴアブラギリ、ナンヨウザクラ

科名 / 属名:トウダイグサ科 / タイワンアブラギリ属(ヤトロファ属)

ヤトロファ
ヤトロファ
ヤトロファ

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ヤトロファとは

特徴

ヤトロファは170種類ほどが知られていますが、園芸的に利用されるのは数種類です。よく流通しているのは、幹の基部がとっくり状にふくらむサンゴアブラギリ(Jatropha podagrica)で、赤く美しい花が咲きます。ほか、タネから油が採れるナンヨウアブラギリ(J. curcas)や、熱帯地域で広く花木として植えられているナンヨウザクラ(J. integerrima)などが知られています。
いずれも乾燥に強いものが多いですが、寒さには弱く、霜に当たると枯れてしまいます。冬は乾かし気味に管理すれば、最低気温が2~3℃程度まで下がっても、落葉はしますが寒さには耐えます。
また、茎などを折ると毒性のある白い汁が出ます。かぶれる人もいるので注意しましょう。

基本データ

園芸分類 熱帯植物
形態 低木 原産地 熱帯・亜熱帯のアメリカ、熱帯アフリカ
草丈/樹高 0.5m~1.5m程度 開花期 5月~10月
花色 赤,ピンク 栽培難易度(1~5)
耐寒性 弱い 耐暑性 強い
特性・用途 常緑性,開花期が長い
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • サンゴアブラギリ

    Jatropha podagrica
    中央アメリカ、西インド諸島、コロンビア原産。花と花柄の様子がサンゴを思わせる鮮やかな赤色で、一般にも流通している。気温と水分が十分にあると、一年中常緑を保つ。とっくり状の株姿がユニークで、1mほどの樹高まで生育する。
  • ナンヨウザクラ(テイキンザクラ)

    Jatropha integerrima
    キューバ原産の常緑低木。サクラを思わせる5弁のピンクから赤の小花が周年開花する。テイキンザクラ(提琴桜)とも呼ばれる。
  • ナンヨウアブラギリ

    Jatropha curcas
    熱帯アメリカ原産。樹液から石けんの成分がとれるため、「シャボン玉の木」の名称でも一般的に流通している。

育て方・栽培方法

ヤトロファの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:小川恭弘(おがわ・やすひろ)
千葉県館山市の植物園に勤務し、主に温室植物の育成や、管理、展示などの業務に18年携わる。現在はフリーランスとして活動。観葉植物から花木、果樹まで熱帯植物全般に精通している。日本ハイビスカス協会顧問。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

ヤトロファのそだレポ(栽培レポート)

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