コマツナの育て方・栽培方法
栽培カレンダー
中間地の主な作業
基本データ
育て方のポイント
栽培のポイント
コマツナは、一般的には列の間30cmですじまきにまきますが、狭い菜園では列の間15cmでも栽培可能です。双葉が開いて本葉1~2枚になるまでに間引きを行います。気温が高い季節は害虫を防除するために、寒冷紗のトンネル栽培が効果的。大きくなるとかたくなるので早めに収穫します。
コマツナの栽培でよくある疑問、悩み
Q.タネまきは、「すじまき」と「ばらまき」のどちらがよい?
どちらでも栽培できますが、すじまきをおすすめします。すじまきするときの溝の深さは、5mm~1cmが適しています。タネまき後は、5mm~1cm土をかぶせるように覆土し、軽く手で押さえたあと、たっぷり水やりします。
ばらまきの場合、面積当たりの収穫量は多いのですが、間引きや収穫、除草などの管理がしづらくなります。すじまきは、タネをまいた列の部分だけを集中的に管理すればよいので、効率的に作業できるといえます。
Q.葉に白いすじがある
不規則に蛇行したような、白い線ですね。これは、ハモグリバエの幼虫のしわざです。葉の中にもぐり込み、絵を描いたように食害することから通称「エカキムシ」とも呼ばれています。
野菜に限らず多くの植物の葉の表皮と葉肉を食害しますが、株が小さなうちに被害にあうとダメージが大きく、ひどくなると葉が枯れてしまうこともあります。幼虫は線の一番先端のところにいるので、見つけたら指でつぶしてしまうのが一番の対処法です。タネまき後、すぐに寒冷紗をかけて保護すれば、被害をかなり防ぐことができます。
Q.収穫したら、根にこぶができていた
アブラナ科野菜の代表的な連作障害の一つ、「根こぶ病」の症状でしょう。原因は、アブラナ科野菜の連作によって、その野菜を侵す病原菌の密度が高くなり、土壌バランスがくずれて土の中に根こぶ病のカビ(菌)がたくさん繁殖してしまったからです。
このような連作障害を防ぐには、アブラナ科野菜を育てたあとには別の科の野菜を植える「輪作」を心がけるのが基本です。
また、一部のアブラナ科野菜のなかには根こぶ病にかかりにくい「抵抗性」をもった品種もあります。タネ袋に「CR」などの記号があるので、これらの品種を選ぶのも手です。
◆質問・回答は、
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特徴
コマツナ(小松菜)は、江戸時代から江戸の小松川(現在の東京都江戸川区)で栽培されてきた食卓になじみ深い葉菜(ようさい)です。
栄養価も高く、ビタミンC、ビタミンB群、カロテン、カルシウムや鉄分などが豊富に含まれています。生育適温...
種類(原種、園芸品種)
この植物の原種、園芸品種はまだ登録されていません。
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執筆:藤田 智(ふじた・さとし)
恵泉女学園大学人間社会学部園芸文化研究所教授。大学での指導のほか、各地で社会人を対象にした講演や菜園指導なども行う「野菜づくりの伝道師」。テレビやラジオへの出演、雑誌や書籍の執筆など、幅広く活躍している。
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