ピーマン
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ピーマンの育て方・栽培方法

ピーマン
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栽培カレンダー

中間地の主な作業

基本データ

園芸分類 野菜
収穫期 6月~10月中旬

育て方のポイント

栽培のポイント

ナス科野菜の連作を避け、高温性なので5月の大型連休ごろから植えつけます。長期間栽培するので追肥や土寄せをこまめに行うことが大切。中心の枝1本とわき枝2本の3本仕立てにします。最初についた実を早めに収穫すると株が充実し、収穫期間が長くなります。

ピーマンの栽培でよくある疑問、悩み


Q.実に小さな穴があいていた。何の虫によるもの?
「タバコガ」の幼虫が侵入して、中のタネを食い荒らしたのだと思います。タバコガの幼虫は、ピーマンだけでなく、トマトやナスなども食害します。蕾や花などを食べ、その後、果実の中に入り込んで内部の種子を食害します。被害を受けた果実は、落ちたり、腐ったりして食用になりません。
へたの近くに穴があいていたら、中に幼虫がいるとみてよいでしょう。穴がまだ新しければ、中を見てみてください。すると小さなタバコガの幼虫がいるはずです。被害にあった実は、すぐ処分します。

Q.プランターで育てているが、花が落ちて実がならない
おそらく、肥料不足と水不足が大きな原因だと思われます。プランターでは、土の量が限られていて、水やりのたびに肥料分が流れ出すので、こまめな追肥が欠かせません。また、日当たりのよいところにプランターを置き、枝が込み合ってきたら、剪定、整枝をして、枝の内部にも日光をよく当てて育てることが重要です。

Q.パプリカの実が数個しかつかない。初心者には難しい?
赤や黄色のカラフルなカラーピーマン(パプリカ)は植物学的にはピーマンとまったく同じ種ですが、ピーマンのなかでもやや肉厚で、完熟させたときにより甘い種類を選抜したものです。
では、なぜパプリカが緑のピーマンより収穫量が少ないのかというと、緑のピーマンは開花後15~20日で若い実を収穫するのに対し、パプリカは、開花後60日ごろに完熟した実を収穫するため、ピーマンの3~4倍もの養分を必要とするからです。ただでさえ株が疲れやすいため、水不足、肥料不足などが起こると、とたんに生育しにくくなってしまうこともあり、普通のピーマンよりも栽培が難しい面があるかもしれません。
一般的に、ピーマンは1株当たり55~60個の収穫が目安になりますが、パプリカは1株当たり7~8個を目標にするとよいでしょう。

◆質問・回答は、『野菜づくり徹底Q&A』(NHK出版)から一部を抜粋しています。これ1冊でお悩み解決!野菜73種の「ギモン」が満載『もっと知りたい野菜づくりQ&A』もおすすめです。

特徴

トウガラシの仲間は、ピーマンやシシトウなど辛みのない種類を総称して「甘トウガラシ=ピーマン」(sweet pepper)と呼び、辛みのある種類をトウガラシ(red pepper)と呼んでいます。中央アメリカから南アメリカの熱帯地域がふるさと...

種類(原種、園芸品種)

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「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:藤田 智(ふじた・さとし)
恵泉女学園大学人間社会学部園芸文化研究所教授。大学での指導のほか、各地で社会人を対象にした講演や菜園指導なども行う「野菜づくりの伝道師」。テレビやラジオへの出演、雑誌や書籍の執筆など、幅広く活躍している。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
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ピーマンのそだレポ(栽培レポート)

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