園芸分類 | 草花 | ||
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形態 | 多年草 | 原産地 | 北米大陸、ユーラシア |
草丈/樹高 | 30~50cm | 開花期 | 5月~6月 |
花色 | 白,ピンク,赤,オレンジ,黄,青,紫,茶,黒 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 強い | 耐暑性 | 普通 |
特性・用途 | 落葉性,耐寒性が強い,日陰でも育つ,初心者でも育てやすい | ||
午前中は日なた、午後は明るい日陰になる場所で栽培します。7月から9月上旬の間は30~40%の遮光下に置いて葉焼けや高温障害を防ぎます。冬は北風が当たらないような場所に置きます。庭植えにする場合は、10~20cm盛り土した上に植えます。
表土が乾いたら十分に与えます。庭植えの場合は、晴天が続いて乾燥していないかぎり必要ありません。
植え替えの際に、元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥料を、4号鉢で三つまみ施します。3月から9月は、週1回、液体肥料を1500~2000倍に薄めて施します。真夏の間は3000倍程度にしたほうが無難です。
病気:うどんこ病
主に夏前に発生します。葉の表面に白っぽい粉(胞子)をふく前に葉ごとちぎって処分します。被害がひどい場合は、一度葉を切り捨てて再生させます。
害虫:ヨトウムシ、ハダニ、アブラムシ
ヨトウムシは夜間に現れ、葉や若い蕾を暴食します。5月前後と9月前後の春秋2回を中心に発生し、温暖な地域では1年中発生する場合があります。ハダニは暑くなる夏を中心に発生し、葉が白くかすれたようになります。
水はけのよい土であれば土質を選びません。赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土のほか、市販の草花用培養土でもよく育ちます。心配な場合は、鹿沼土、赤玉土、軽石の各小粒を等量配合したもので植えてもよいでしょう。庭植えの場合は10~20cmほど盛り土してから植えると、生育がよくなります。
毎年、または1年おきに行います。適期は芽が出る直前の2月から3月の上旬です。実生苗は成長に合わせて時期を問わず植え替え(鉢増し)を行います。その際、太いゴボウ状の根は傷つけないように注意しましょう。
タネまき:6月から7月に採取したタネを、冷蔵庫で保管して翌年の2月から3月上旬にまきます。発芽率はよいので密まきにならないように注意します。まいたタネは順調であれば2年目に開花します。
株分け:植え替えと同時に行います。古くなった根茎を、自然に分かれている部分で分けます。もしつながっていても、それぞれの芽に十分に根があるのならナイフなどで切り分けてもかまいません。その場合、切り口には癒合剤や殺菌剤を塗って保護しておきます。
花がら摘み・花茎切り:タネをとる目的がないなら、大部分の花が咲き終わった段階で花茎を切り取ります。どこで切っても問題ありませんが、根元の葉は残しておきましょう。
タネの採取:6月から7月に熟して先端が開いた果実を取って、タネを集めます。オダマキの仲間はたいへん交雑しやすいので、複数種のオダマキの仲間を栽培している場合は袋かけをして自分で交配するか、タネとり用の親株は隔離しておきましょう。
現在の日本で西洋オダマキと呼ばれているものは、ヨーロッパ原産のアクイレギア・ブルガリス(Aquilegia vulgaris)と北米産の大輪の花を咲かせる数種との交配種をさすようになっています。オダマキの仲間はもともと雑種をつくりやすいこと...