園芸分類 | 庭木・花木,ハーブ | ||
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形態 | 高木 | 原産地 | 地中海沿岸 |
草丈/樹高 | 15m | 開花期 | 4月~5月 |
花色 | 黄 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 普通 | 耐暑性 | 強い |
特性・用途 | 常緑性,生垣向き,日陰でも育つ,香りがある,初心者でも育てやすい | ||
日のよく当たる場所を好みますが、明るい日陰でも十分育ちます。水はけのよい肥沃な土地でよく育ちますが、乾燥にも強く、特に土質は選びません。耐寒性はありますが、もともと暖かい地域の樹種なので、-8℃くらいをめどに防寒し、冬の寒風が当たらないように注意します。
庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。庭植えで植えつけて2年以上たつ株は、水やりの必要はありません。鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
庭植えは2月に有機質肥料を寒肥として株元の周辺に埋めておきます。鉢植えは3月に化成肥料を株元に追肥します。
病気:すす病
すす病の正体は枝や葉に堆積したカイガラムシの排せつ物に発生した黒いすす状のカビです。見た目も悪く、また光合成を妨げるため株が弱ります。カイガラムシの防除により改善されます。
害虫:カイガラムシ類
数種類のカイガラムシの発生が見られ、樹液を吸うため樹勢が弱ります。また、排せつ物が葉や枝に堆積するとそれに黒いすす状のカビが発生し、すす病を誘発します。種類により発生回数が異なりますが、5月から7月に幼虫が発生し移動して広がります。発生直後の幼虫はロウ質に覆われていないため、この時期の農薬散布が有効です。また、成虫は冬の間に竹べらやブラシなどでかき落とし処分しておくと幼虫の発生数が大幅に少なくなります。
水はけがよく有機物の多い土でよく生育します。赤玉土(中粒)2に、完熟腐葉土または樹皮堆肥を1の比率で混ぜたものなどを使います。
適期は4月中旬から下旬、または9月です。庭植え、鉢植えともに、植え穴または鉢土の底に有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れておきます。ただし、移植は苦手なため、大株の移植には注意します。鉢植えの植え替えも根を傷つけないように行います。
さし木:大半は雄株なので、7月から8月に、今年伸びた枝から穂木をとり、さし木します。
タネまき:もし、雌株であれば10月にタネを採取してとりまきし、約半年後の発芽を待ちます。
剪定:厳寒期を避け、必要があれば刈り込みや切り戻しで樹形を整えます。細かく枝が分枝した個所は、枝を間引いて風通しをよくしておきます。
ゲッケイジュは雌雄異株の常緑高木です。葉は乾燥させて香料として料理に使われるので、樹木に関心のない方にもローレルやローリエの名前でよく知られています。日本では雌株は少なく、大半がさし木でふやされた雄株です。耐暑性があり、生育も旺盛で芽吹きも...
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