ジャーマンカモミール
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ジャーマンカモミールの育て方・栽培方法

ジャーマンカモミール
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ジャーマンカモミール

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栽培カレンダー

基本データ

園芸分類 ハーブ,草花
形態 一年草 原産地 ヨーロッパ、中央アジア、モンゴル、中国東部、朝鮮半島
草丈/樹高 30~60cm 開花期 3月~6月/収穫期:3月~6月
花色 白×黄 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 弱い
特性・用途 香りがある,開花期が長い,耐寒性がある,初心者でも育てやすい

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

日当たりと水はけのよい場所を好みます。水もちがよく、肥えた軟らかい土でよく育つので、庭植えでは、腐葉土や堆肥をすき込んでよく耕しておきます。

水やり

乾燥しすぎると、とう立ちが早まります。十分株が育たないままひょろひょろとした姿で花が咲いてしまうことがあり、花の収穫も少ししか見込めません。
庭植えは、生育が旺盛な時期に晴天が続くときは水をやります。
鉢植えは、乾燥しすぎるとハダニが出やすいので、葉水を与えます。毎日水をやっても水切れしやすいときは、やや大きめの容器に植え替えるとよいでしょう。〓

肥料

庭植えは、植えつけの1か月前に有機質肥料をすき込んでおきます。
鉢植えは、用土に元肥として緩効性肥料を混ぜます。
庭植えも鉢植えも花つきをよくしたい場合は、3月にリン酸分が多めの液体肥料のような速効性肥料を追肥すると、花をたくさん収穫できます。

病気と害虫

病気:うどんこ病
高温期にうどんこ病が出ることがあります。

害虫:アブラムシ、ハダニ
蕾や花のまわりにアブラムシがつくことがありますが、庭植えであれば天敵のヒラタアブが集まるため、放置してもあまり問題にはなりません。鉢植えでは、高温乾燥時期にハダニが発生することがあります。

用土(鉢植え)

水はけ、水もちがよい肥えた土を用います(例えば、市販の野菜用培養土や、赤玉土小粒と腐葉土を1:1でブレンドしたもの)。

植えつけ、 植え替え

植えつけ:苗が高さ5~10cmくらいになったら、株間30cmほどで定植します。育って大きくなったときに風通しが悪くならないよう、株間は広めにとります。直まきの場合も間引いて、混みすぎないようにしましょう。密植すると倒れやすくなります。

ふやし方

タネまき:発芽適温は15~20℃くらいで、春と秋にまくことができますが、秋まきのほうがおすすめです。秋まきは開花期までの期間が長いので大株に育ち、花がたくさん咲きます。春まきはすぐに開花して収量が少なくなりがちですから、早めの2月に室内でタネをまいて苗を育て、暖かくなってから戸外に出すとよいでしょう。タネが細かいので、少量の用土とよく混ぜてからまくと均一にできます。覆土はほとんど必要ありません。
発芽率は比較的よいのですが、タネが小さいため発芽直後の成長はゆっくりです。箱まきやポットまきの場合、水やりで小さな苗を倒さないように鉢底から給水します。幼苗期は過湿になると根腐れしやすいので、水はけにも注意します。

主な作業

摘心:苗が15~20cmの高さになったころ、茎の先端を摘心すると枝数がふえてしっかりした株に育ち、花数が多くなります。

収穫:花の中心の黄色い部分がふくらんできたころ、花弁が反り返る前に収穫します。晴れた日の午前中に1輪ずつ収穫するのがベストです。タネができないうちに花をこまめに収穫することで、花期を長くすることができます。株数が多く1輪ずつ摘むのは手間がかかるときには、株の7割くらいが開花したころに茎ごと収穫します。このとき、次々咲く小さな蕾をなるべく残すように、茎を切りましょう。    
たくさん収穫できたら、洗って水を切り冷凍すれば翌春まで保存できます。乾燥保存が一般的ですが、冷凍のほうが繊細な香りがよく残ります。また、完全に乾燥したものを密封して冷蔵保存しても、色や香りが長もちします。

切り戻し:花を収穫し続けて蕾がない茎だけの部分ができたら、その部分を切り戻して新しい茎の成長を促します。

こぼれダネのケア:咲く花の数もタネの数も多いことと、小さいタネで風雨などにより運ばれることから、思いもよらない場所に芽を出すことがあります。掘り上げて、育てたい場所に移植します。

特徴

ジャーマンカモミールは、ヨーロッパ、特にドイツで薬用にされる一年草のハーブです。可憐な白い花にはリンゴのような香りがあり、風邪、頭痛、下痢などに薬草茶として利用されてきました。ドイツのコミッションE(薬用植物の評価委員会)では、治療目的での...

種類(原種、園芸品種)

コシカギク(オロシャギク)


Matricaria matricarioidesM. discoidea
ジャーマンカモミールの近縁種で一年草。アジア北部、北アメリカ原産。北海道から本州の空き地や道端にも、雑草として帰化している。欧米では、パイナップルウィード、ワイルドカモミールとも呼ばれる。花弁がないジャーマンカモミールのような花を咲かせ、葉と花にパイナップルのような香りがある。高さは15〜30cmほど。ネイティブアメリカンは、葉と花を薬用や香料に使用した。

ダイヤーズカモミール


Anthemis tinctoria
和名コウヤカミツレ。別名イエローカモミール、ゴールデンマーガレット。ヨーロッパと西アジア原産の耐寒性多年草。6月から7月に長い茎の先に黄金色の花を1輪咲かせる。花を染料として利用するほか、花壇の彩りに。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:網永睦子(あみなが・むつこ)
ハーブ研究家の桐原春子氏、ポプリ研究家の熊井明子氏よりハーブの伝統的な使用法を学び、香りをテーマにした庭づくりに情熱を傾ける。現代科学で解明されたハーブの効用も暮らしに取り入れる。日本メディカルハーブ協会認定ホリスティックハーバルプラクティショナー、ハーバルプラクティショナー。

そだレポ(栽培レポート)

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「みんなの趣味の園芸」スタッフであり『趣味の園芸』シニアエディター・原田による園芸エッセイ

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