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園芸分類 | 山野草,草花 | ||
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形態 | 多年草 | 原産地 | 日本列島(東北地方南部以南の本州、四国、九州)、朝鮮半島南部、中国東部~南部、台湾 |
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草丈/樹高 | 20~50cm | 開花期 | 10月~12月 |
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花色 | 黄,白,オレンジ | 栽培難易度(1~5) | ![]() |
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耐寒性 | 普通 | 耐暑性 | 強い |
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特性・用途 | 常緑性,カラーリーフ,日陰でも育つ,盆栽向き,初心者でも育てやすい | ||
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日なたか明るい日陰で育てます。土質は問いませんが、水はけのよい土地を好みます。斑入り葉の園芸品種のなかには明るい日陰のほうがよいものもあります。
鉢植えは、表土が乾いたら十分に与えます。庭植えは、よほどの干ばつでもないかぎり水やりは不要です。
鉢植えは、植え替え時に元肥として、草花用のチッ素、リン酸、カリが等量の配合肥料や、油かすと骨粉の配合肥料などを5号鉢で三つまみほど施します。
4月から9月は月1回、草花用のチッ素、リン酸、カリが等量の配合肥料や、油かすと骨粉の配合肥料を施します。ただし、斑入り葉の品種のなかには、春に肥料が効きすぎると斑が現れにくくなるものがあります(特に曙斑のもの)。最初の新葉が成長している間は肥料を控えましょう。
庭植えは、追肥を少なめにするか、または元肥のみで問題ありません。
病気:うどんこ病、斑葉病、褐斑病
うどんこ病は5月から8月に発生し、葉の表面に白い粉をかけたようなカビが生えます。あまり重症化はしませんが、気になるようなら発生した葉を切り捨てて再生させます。斑葉病と褐斑病はどちらも灰白色の円い病斑ができ、斑葉病では病斑の縁が褐色、褐斑病では病斑の縁が暗褐色で、のちに黒い点が現れます。どちらもあまり大発生しませんが、気になるなら発生した葉を切り捨てて再生させます。
害虫:キクスイカミキリ(シンクイムシ)
成虫は小さなカミキリムシで、4月から7月に葉柄に卵を産みつけます。幼虫が地下の根茎に向かって葉柄の内側を食い進み、最後には根茎の内部を食いつくします。春から夏にかけて、元気な葉の中にしおれたものが交じっていたら、その葉を根元からねじ切って幼虫を取り除きます。念のため、葉柄を裂いて中に幼虫がいるか確認し、いなければ根茎に入り込まれた可能性が高いので、株を掘り上げて根茎を割り、中にいる幼虫を捕殺します。完全に防ぐ方法はなく、周囲にキク科の雑草を生やさないことである程度少なくできます。
一般的な花壇用の草花培養土でよく育ち、特別のものを用意する必要はありません。庭植えは、10~20cmほど土を盛ってから植えると、生育がよくなります。
鉢植えの場合は、芽出し前の4月に、毎年か1年おきに植え替えます。鉢から地面に植え替えるだけなら、真冬を除けばいつ行ってもかまいません。
株分け:植え替えと同時に行います。古くなった根茎を、自然に分かれる部分で分けます。もしつながっていても、それぞれの芽に十分に根がついているのならナイフなどで切って分けてもかまいません。
タネまき:2月から3月にタネをまいてふやすこともできます。自然に実ったタネからは、親と変わり映えがしないか、劣ったものしか生まれません。好みの親を選んで交配しましょう。豆盆栽としてつくるなら小鉢にまくとよいでしょう。
根茎伏せ:葉のない古い根茎でも、生きていれば、植えておくと芽を出して新しい株ができます。
枯れ葉取り:枯れ葉は取り除いて美観を保ちます。
花茎切り:タネをとる目的がないときは、花が咲き終わったら花茎を切り捨てます。
ツワブキは海沿いの草原や崖、林の縁に見られる常緑の多年草です。葉は革質でつやがあり、円くて直径20cm前後あります。新芽は茶色の綿毛に包まれていますが、成長につれて取れていきます。地下には短いワサビ状の根茎が連なり、大きな株になります。花は...