カラント類
お気に入りに登録する

カラント類の育て方・栽培方法

カラント類
カラント類
カラント類

クリックすると拡大します

栽培カレンダー

基本データ

園芸分類 果樹,庭木・花木
形態 低木 原産地 ヨーロッパ
草丈/樹高 1~1.5m 収穫期 6月下旬~7月中旬
受粉樹 不要 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 弱い
特性・用途 落葉性,耐寒性が強い

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

庭植えの植えつけ場所、鉢植えの置き場とも、午前中は日当たりがよく、午後は明るい木陰になるような場所を選びましょう。

水やり

鉢土の表面が白く乾いたら、鉢底の穴から少し流れ出るくらいたっぷり与えます。庭植えの場合は、品種や土質にもよりますが、夏にひどい日照りが続くような場合は水やりが必要です。

肥料

庭植えは、2月に有機質肥料か速効性化成肥料を元肥として施し、10月にも同じものを追肥します。鉢植えは、2月、7月、10月に有機質肥料か速効性化成肥料を施します。

病気と害虫

病気:うどんこ病、斑点病など
うどんこ病や斑点病の発生が多いようなら防除が必要です。

害虫:カイガラムシ類
カイガラムシ類が発生するので注意します。

用土(鉢植え)

水はけ、水もちのよいことが大切で、一般的な市販の用土を用いる場合は、赤玉土小粒7~8、酸度未調整のピートモス3~2の配合土を用います。

植えつけ、 植え替え

適期は12月から2月です。植え替えは根詰まりを防ぎ、通気をよくするのが目的で、鉢の大きさ、生育具合にもよりますが、通常2年に1回は必要です。

ふやし方

2月中旬から下旬に、さし木か株分けでふやします。

主な作業

剪定:適期は12月から2月下旬。花芽は前年枝のかなり下部の葉腋までつくので、半分くらいまで切り詰めてもかまいません。

特徴

カラント類にはフサスグリ(レッドカラント Ribes vulgare、R.rubrum)とクロスグリ(クロフサスグリ、カシス R. nigrum)があります。どちらも酸味が強く、生食向きではありませんが、ジャムやゼリー、果実酒などの加工には...

種類(原種、園芸品種)

フサスグリ‘レッド・レーク’

フサスグリ‘レッド・レーク’


Ribes vulgare ‘Red Lake’
果実は大粒で、鮮明な赤色をしている。樹勢は普通。
フサスグリ‘ロンドン・マーケット’

フサスグリ‘ロンドン・マーケット’


Ribes vulgare ‘London Market’
‘レッド・レーク’と同様、果実は大粒で、鮮明な赤色。樹勢も普通。
フサスグリ‘ローズ・オブ・ホーランド’

フサスグリ‘ローズ・オブ・ホーランド’


Ribes vulgare ‘Rose of Holland’
果実は小粒で、鮮明な濃赤色。樹勢は強い。
クロスグリ‘ボスクープ・ジャイアント’

クロスグリ‘ボスクープ・ジャイアント’


Ribes nigrum ‘Boskoop Giant’
果実は黒色で、大粒。樹勢は強い。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:大坪孝之(おおつぼ・たかゆき)
元東京農業大学助教授。現在は東京農業大学グリーンアカデミー講師。ウメ、リンゴ、柑橘類などの主要果樹はもとより、ブルーベリー、スターフルーツなど小果樹や熱帯果樹にいたるまで、果樹全般にわたり栽培研究の指導を行う。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

カラント類のそだレポ(栽培レポート)

写真を見る

カラント類に関する記事

この植物名が含まれる園芸日記過去1年間

関連するコミュニティ

  • 関連するコミュニティはありません

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

ピックアップ
定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!