グーズベリー
お気に入りに登録する

グーズベリーの基本情報

学名:Ribes
和名:スグリ
その他の名前:セイヨウスグリ、アメリカスグリ

科名 / 属名:スグリ科 / スグリ属

グーズベリー
グーズベリー
グーズベリー

クリックすると拡大します

グーズベリーとは

特徴

グーズベリーはジャムやゼリーなどの加工に最適な果樹です。高さ1m前後の株になり、収まりはよいですが、とげがあるのが難点です。耐寒性は非常に強いですが、暑さにはやや弱いです。果実は青いうちは酸っぱいですが、熟すと酸味が抜けてくるので生食もできます。加工か生食かで収穫時期を変えましょう。
種類は大きく欧州系(セイヨウスグリ Ribes grossularia)と、米国系(アメリカスグリ R. hirtellum)に分けられます。前者はうどんこ病などの病気に弱く、北海道や高冷地などの涼しい場所でないと栽培は困難です。後者は暖地でも品種によっては栽培できます。植え場所は、暖地では暑がるので、午前中は日が当たり、午後は直射日光が遮られるような場所を選びます。

※科名:ユキノシタ科で分類される場合もあります。

基本データ

園芸分類 果樹,庭木・花木
形態 低木 原産地 ヨーロッパ(欧州系)、アメリカ(米国系)
草丈/樹高 1~1.5m 収穫期 6月中旬~7月中旬
受粉樹 不要 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 弱い
特性・用途 落葉性,耐寒性が強い
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • ‘ピックスウェル’

    Ribes grossularia ‘Pixwell’
    米国系。樹勢は強く、やや開張性。果実は球形、小果で熟すと紫紅色になる。うどんこ病に強いが、斑点病には弱い。
  • ‘グレンダール’

    Ribes hirtellum ‘Glenndale’
    米国系。樹勢は強く、やや開張性。果実はやや長球形、中果で熟すと紫紅色になる。うどんこ病にも斑点病にも強い。
  • ‘オレゴン・チャンピオン’

    Ribes hirtellum ‘Oregon Champion’
    米国系。樹勢はやや強く、やや開張性。果実は球形、小〜中果で熟すと緑黄色。うどんこ病にはやや強いが、斑点病には弱い。
  • ‘ホートン’

    Ribes hirtellum ‘Houghton’
    米国系。樹勢は普通で、やや開張性。果実は球形、小果で熟すと暗赤色。うどんこ病にはやや強いが、斑点病には弱い。
  • ‘赤実大玉’

    欧州系。樹勢はやや強く、やや開張性。果実は長球形、大果で熟すと暗赤色。うどんこ病に弱く、斑点病には普通。
  • ‘ドイツ大玉’

    Ribes grossularia ‘Whitesmith’
    欧州系。樹勢は中、開張性。果実は長球形、大果で熟すと緑白色。うどんこ病にも斑点病にも弱い。

育て方・栽培方法

グーズベリーの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:大坪孝之(おおつぼ・たかゆき)
元東京農業大学助教授。現在は東京農業大学グリーンアカデミー講師。ウメ、リンゴ、柑橘類などの主要果樹はもとより、ブルーベリー、スターフルーツなど小果樹や熱帯果樹にいたるまで、果樹全般にわたり栽培研究の指導を行う。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

グーズベリーのそだレポ(栽培レポート)

写真を見る

グーズベリーに関する記事

この植物名が含まれる園芸日記過去1年間

関連するコミュニティ

  • 関連するコミュニティはありません

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

ピックアップ
定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!