学名:Saxifraga Mossy Group
その他の名前:洋種クモマグサ、西洋クモマグサ
科名 / 属名:ユキノシタ科 / ユキノシタ属
雲間草は一般的に「クモマグサ」または「洋種クモマグサ」などの名で市販されており、交配種の一群です。高山植物として扱わなければならない植物のなかでも、育種や選抜が長年繰り返されてきただけあって、たいへん丈夫です。いずれも草丈は10~20cm弱で、多数の芽が集まってクッション状になっています。それぞれの芽の中心から花茎を伸ばし、直径2cm弱のウメに似た形の花を1~3輪、上向きに咲かせます。促成栽培された花つきの株が2月から出回ります。
交配のもとになった種はヨーロッパ原産で、サキシフラガ・カエスピトーサ (Saxifraga caespitosa)、サキシフラガ・グラヌラータ(S. granulata)、サキシフラガ・ヒプノイデス(S. hypnoides)、サキシフラガ・モスカータ(S. moschata)、サキシフラガ・ロサセア(S. rosacea)などがあります。これらの種のほとんどは高山の岩場や岩の割れ目、礫原(れきげん)などに生えています。
和名をクモマグサ(S. merkii var. idsuroei)という植物は、本州中部の高山の岩場に見られる多年草で、ほとんど市販されていません。日本では北海道に分布する基準変種のチシマクモマグサ(シベリアクモマグサ、S. merkii var. merkii) とともに、栽培至難のものです。
園芸分類 | 山野草 | ||
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形態 | 多年草 | 原産地 | ―(もとになった野生種はヨーロッパ) |
草丈/樹高 | 10~20cm | 開花期 | 4月~5月 |
花色 | 白,ピンク,赤 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 強い | 耐暑性 | やや弱い |
特性・用途 | 常緑性,耐寒性が強い | ||
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