園芸分類 | 山野草 | ||
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形態 | 多年草 | 原産地 | ―(もとになった野生種はヨーロッパ) |
草丈/樹高 | 10~20cm | 開花期 | 4月~5月 |
花色 | 白,ピンク,赤 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 強い | 耐暑性 | やや弱い |
特性・用途 | 常緑性,耐寒性が強い | ||
基本的に日なたで栽培します。暑い7月から9月上旬は30~40%の遮光をして日焼けや高温障害を防ぎます。冬は北風にさらされないような場所に置きます。
庭植えにする場合は、ロックガーデンを築いて植えつけます。
鉢植えは表土が乾いたら十分に与えます。庭植えは、よほど晴天が続いて乾燥しないかぎり必要ありません。鉢植えの場合、夏の間は二重鉢や、砂床(発泡スチロール箱の側面の下方2~3cmのところに水抜き用の穴を数か所あけ、その中に洗った軽石や鹿沼土の小粒を満たしたもの)に埋めておくと、乾燥防止と鉢内温度の上昇抑制に効果的です。
植え替えの際に、元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥料を、3号鉢相当の株で二つまみ施します。3月から9月にかけて、月に1~2回、液体肥料を2000倍に薄めて施します。真夏の間は3000倍程度にしたほうが無難です。庭植えも同様です。
病気:軟腐病
軟腐病は6月から8月に発生し、茎の根元が腐って抜けます。腐った部分を切り捨ててから、清潔な用土にさし木をして仕立て直します。栽培場所の風通しをよくし、用土を水はけのよいものに替えて、茎のつけ根から上を粗い砂利にするだけでかなり予防できます。
害虫:カイガラムシ、ハダニ、アブラムシ
カイガラムシは春から夏に発生します。成長点付近や葉のつけ根に潜り込んで汁を吸い、ときに排せつ物に黒カビが生えてすす病を発生させることもあります。ハダニは、夏に葉裏を中心に発生します。アブラムシは主に春に、新芽や蕾につきます。
軽石、硬質鹿沼土(または日向土)、桐生砂の各小粒を、等量または2:4:4の割合で混ぜて使います。市販の山野草用培養土もよいでしょう。いずれの場合も水でよく洗って、みじんを完全に抜いてから使います。根と茎の境界線あたりや芽の間は、花崗岩質の粗い砂利で覆っておきます。
鉢植えは毎年行います。時期は花が終わった直後から1か月以内です。弱ったり枯れたりした枝や葉は残らず整理し、株分けします。寒冷地では株分けせずに、そのまま育てることが可能です。小苗は時期を問わず、成長に合わせて、一回り大きな鉢に植え替えます。
株分け:植え替えの際に、1株当たり5~10芽程度に小分けにして植えつけます。根をほとんど切ってしまっても問題ありません。取れてしまった芽はさし芽に利用できます。庭植えは3年に1回行うことがおすすめです。
タネまき:6月から7月に採取したタネを、冷蔵庫に保管して翌年の2月から3月上旬にまきます。発芽率はよいので密にまきすぎないように注意します。タネはたいへん細かいので、少量の川砂を混ぜてからまき、バケツなどにつけて鉢底から水を吸わせます。
花がら摘み:タネを採取しない場合は、咲き終わった花を摘んで捨てます。
タネの採取:6月から7月に熟して先端が開いた果実をとって、タネを集めます。
古葉取り:茶色く枯れた葉は、季節に関係なくピンセットでつけ根からていねいに取り除きます。寒冷地では神経質になる必要はありませんが、温暖な地域では枯れた葉を放置するとそこから腐ることがしばしばあります。
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