園芸分類 | 草花 | ||
---|---|---|---|
形態 | 多年草(一年草扱い) | 原産地 | ペルーなど熱帯アメリカ |
草丈/樹高 | 30~100cm | 開花期 | 6月~10月 |
花色 | 赤,オレンジ,黄,ピンク,白,複色,咲き分け | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 普通 | 耐暑性 | 強い |
特性・用途 | 落葉性(熱帯では常緑性),初心者でも育てやすい,開花期が長い,香りがある | ||
日当たりがよければ、場所を選ばず、丈夫で栽培しやすい花です。乾燥に強く、やせ地でも育ち、コンクリートなどのすき間でも育つほどです。日当たりの悪いところや湿っぽい場所では、軟弱に育って花数が少なくなるか、場合によっては育ちません。
地中に大きな球根ができ、凍結しないところでは越冬して、年々大株に育ちます。
庭植えでは、ほとんど水やりの必要はありません。
鉢植えでは、春から秋までの生育中は、用土が乾いたらたっぷりと水を与えます。乾燥させると生育が止まり、ひどい場合は休眠してしまいます。球根なので、冬期は乾燥状態でかまいません。
庭植えではほとんど必要ありません。鉢植えは、月1回置き肥をするか、月3回くらい液体肥料を施すと花数が多くなります。
病気:ほとんど見られません。
害虫:ナメクジなど
ナメクジなどに蕾を食害されることがあります。
用土はほとんど選ばず、一般の草花用の培養土などが利用できます。
植えつけ:タネも出回りますが、初夏になるとポット苗も流通するので、これを利用するのも便利です。品種によっては、流通形態が限られるものもあります。
植え替え:放任でよく、植え替えの必要はありません。場所を移動したい場合は、タネをとってまくか、休眠期に球根を掘り上げて植えつけます。
タネまき:1つの花に1つのタネ(果実)がつきます。タネは、球状で黒くて硬く、6~7mmくらいの大きさがあるので、花壇に直まきができます。または、ポットにまいて少し育ててから植えつけることもできます。気温の上がる5月から6月にまくと発芽、生育ともに良好です。
整枝、刈り込みなど:適期は8月から9月です。伸びすぎた枝や不要な枝を切り取ります。場所や目的に応じて、全体を刈り込むようにして形を整えたり、大きさを制限したりしておくとよいでしょう。
切り戻し:越冬させる場合は、11月から12月に茎を地際で切ります。
オシロイバナは、黒い果実(種子)を割ると、白い粉質のもの(胚乳にあたる部分)があり、それがおしろいの粉のようなので、この名がつけられています。日本には江戸時代に入り、各地で野生化しているものも多く見られます。タネをまいて容易に育てられるので...