オリエンタルポピー
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オリエンタルポピーの基本情報

学名:Papaver orientale
和名:オニゲシ

科名 / 属名:ケシ科 / ケシ属

オリエンタルポピー
オリエンタルポピー
オリエンタルポピー

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オリエンタルポピーとは

特徴

オリエンタルポピーは大型の宿根草で、ボタンシャクヤクを思わせるような豪華な花を咲かせます。花径は大きなものでは20cm近くになり、色彩が鮮やかなので、遠くからでもよく目立ちます。特に、大株になると何輪もの花が林立し、圧倒されるような迫力が感じられます。蕾の姿もユニークで、ほかのケシ類では垂れ下がるように下を向きますが、本種は最初から上向きに直立します。
葉はアザミのように大きく、粗毛があってざらざらした感触です。根は太く、ゴボウのような直根です。1つの花の寿命が4~5日と観賞期間が短いため、ある程度の株数を植えるか、大株に育てるほうが見栄えがします。
品種が多く育成され、花色は朱色や橙色のほか、桃色や白などもあります。花弁も、4~6枚のものから八重咲きまであり、フリルのように波打つものや、フリンジ咲きのものなど、バラエティに富んでいます。ただし、流通するものはごく一部で、品種名のないものも多く、毎年同じ品種が出回るとは限りません。古くからオリエンタルポピーとして栽培されてきた花色が濃い橙色のものは、性質も強く栽培しやすいものです。

基本データ

園芸分類 草花
形態 多年草 原産地 西南アジア(トルコ、イランなど)
草丈/樹高 60~100cm 開花期 5月~6月
花色 赤,オレンジ,ピンク,白,複色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 弱い(多湿に弱い)
特性・用途 落葉性,耐寒性が強い
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • 一重咲き

    最も一般的で、花が朱赤の‘ブリリアント’をはじめとして多数の品種がある。花弁の基部に黒いブロッチが入るものが多い。
  • 八重咲き、半八重咲き

    花にボリューム感がある。品種や株の栄養状態で弁数は異なる。品種は‘ハーベスト・ムーン’などがある。
  • フリンジ咲き

    花弁の縁が細かく切れ込み、にぎやかな印象で咲く。花形は中間型や、波打つようなフリル咲きまで多様。‘ピンク・ラッフル’などがある。

育て方・栽培方法

オリエンタルポピーの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:小黒 晃(おぐろ・あきら)
種苗会社ミヨシで、主に宿根草の導入、試作に携わっている。また、一般公開をしている宿根草ガーデンの管理を担当している。日本における、宿根草全般の栽培特性に造詣が深い。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

オリエンタルポピーのそだレポ(栽培レポート)

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