学名:Geum
和名:ダイコンソウ(大根草)
科名 / 属名:バラ科 / ダイコンソウ属(ゲウム属)
ゲウムはダイコンソウの仲間で、北半球を中心に世界に50種ほどがあり、日本にはダイコンソウ(Geum japonicum)のほか、高山で見られるチングルマ(G.pentapetalum)など、5種が自生しています。ダイコンソウは、葉の形がダイコンの葉に似ていることからその名があり、開花後はいがぐり状の丸い実をつけますが、チングルマなどのように毛玉状になるものもあります。花はポテンティラ(キジムシロ属)やイチゴの仲間に似ているのですが、葉の形状と実で区別することができます。花壇や鉢などでよく栽培されるのは、欧州原産のベニバナダイコンソウ(G.coccineum)や、南米チリ原産のチリダイコンソウ(G.chiloense)などで、花が大きく色も鮮やかです。高山性の種類や小型のものは、山野草としてロックガーデンなどに利用されます。ゲウム属には100近い園芸品種が育成されていますが、日本での栽培普及はまだ限られています。また、セイヨウダイコンソウ(G.urbanum)は、ハーブベネットと呼ばれ、薬用とされます。
園芸分類 | 草花,山野草 | ||
---|---|---|---|
形態 | 多年草(一部低木) | 原産地 | ユーラシア、南北アメリカなど |
草丈/樹高 | 10~60cm | 開花期 | 5月~6月 |
花色 | 赤,オレンジ,黄,白 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 強い | 耐暑性 | 普通 |
特性・用途 | 半常緑性,開花期が長い | ||
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