学名:Nigella
和名:クロタネソウ(黒種草)
科名 / 属名:キンポウゲ科 / クロタネソウ属
クロタネソウ属は、地中海沿岸から西アジアに分布する一年草で、16種があります。白や青、紫紅色の花弁のように見える部分は萼片で、苞と呼ばれる糸状の葉が花を包むように覆っています。本当の花弁は退化していて目立ちませんが、八重咲きの品種では花弁が萼片のように発達しています。一般に親しまれる種は、南ヨーロッパ原産のクロタネソウ(Nigella damascena)です。秋まき一年草で、花壇植えや切り花として利用されています。花後にできる果実は大きく発達し、このころに収穫して風通しのよい日陰に吊るして乾燥させれば、ドライフラワーになります。また、果実には多くのタネが入っていて、バニラのような芳香があります。こぼれダネでもよくふえます。インドでカレーのスパイスとして利用される種はニゲラ・サティバ(N. sativa)で、ブラッククミンと呼ばれていますが、日本ではほとんど栽培されていません。
園芸分類 | 草花 | ||
---|---|---|---|
形態 | 一年草 | 原産地 | 地中海沿岸~西アジア |
草丈/樹高 | 40~100cm | 開花期 | 4月下旬~7月上旬 |
花色 | 白,ピンク,青,紫,複色 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 強い | 耐暑性 | 弱い |
特性・用途 | 初心者でも育てやすい,耐寒性が強い,開花期が長い | ||
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