ハラン
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ハランの基本情報

学名:Aspidistra elatior
和名:ハラン(葉蘭)

科名 / 属名:キジカクシ科(クサスギカズラ科) / ハラン属

ハラン
斑入りハラン
ハラン
ハラン
ハランの花

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ハランとは

特徴

ハランは、常緑樹の下や北側の日陰でもよく育ち、庭で親しまれています。葉には殺菌作用があるので、料理の仕切りなどに添えられることがあります。生け花やフラワーアレンジメントにもよく利用されます。もともとは中国の大きなランという意味の「馬蘭(バラン)」と呼ばれ、のちに「葉蘭(ハラン)」と呼ばれるようになりました。古く江戸時代に発展し、改良された伝統園芸植物で、縞斑、中斑、曙斑、星斑など多くの品種がありますが、品種名の混乱もあるようです。ヨーロッパにも日本から伝わりました。
根茎が長く伸び、大きくてつやのある葉を地上に展開します。関東地方以西では放任でよく育ち、戸外で冬越し可能です。花径4cmほどの壺形の花が3月から5月に株元に咲きますが、葉に隠れて目立たず、気づかれないことも多いようです。そのあと、甘い香りの果実ができ、中に半透明の白いタネが並びます。
強健で、ふえすぎて困ることもあります。株分けや植え替えなどで株の整理をしましょう。

基本データ

園芸分類 観葉植物
形態 多年草 原産地 日本・九州地方、中国
草丈/樹高 20~100cm 栽培難易度(1~5)
耐寒性 やや弱い~普通 耐暑性 強い
特性・用途 常緑性,初心者でも育てやすい,日陰でも育つ,香りがある
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • ‘一文字’

    Aspidistra elatior ‘Ichimonji’
    細い黄色の中斑が入る。
  • ‘旭’

    Aspidistra elatior ‘Asahi’
    古くから伝わる深爪斑(葉先だけに斑が入る爪斑の大きいもの)が入る品種。
  • ‘星月夜’

    Aspidistra elatior ‘Hoshizukiyo’
    ‘天の川’という名で流通することもある。星斑の小型品種。

育て方・栽培方法

ハランの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:島田有紀子(しまだ・ゆきこ)
広島市植物公園に勤務。ベゴニアやペラルゴニウムの仲間などを担当し、保有する豊富な野生種をもとに、耐暑性、耐寒性のあるベゴニアの育種に取り組む。それにとどまらず、幅広い植物に精通している。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

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ハランのそだレポ(栽培レポート)

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