学名:Actinotus helianthi
科名 / 属名:セリ科 / アクチノータス属
フランネルフラワーの細かい毛が密生する花の手ざわりは、軽く柔らかい毛織物のフランネルに似ています。同じように、フランネルに似た手ざわりの葉をもつフランネルソウ(Lychnis coronaria/スイセンノウ)は、ナデシコ科のまったく別の植物です。
少し前までフランネルフラワーは、輸入切り花しか見かけなかったのですが、近年、日本で品種改良されて、鉢花としての流通がふえています。アクチノータス属は、オーストラリアを中心に15種ほどありますが、現在、日本で流通しているのはヘリアンティ種(Actinotus helianthi)のみです。
水はけがよい酸性の土を好むので、酸度無調整のピートモスと鹿沼土を半量ずつ混ぜた用土を使い、根鉢をくずさずに植えつけるのが、上手に育てる最大のポイントです。
また、根が繊細なので極端な乾燥に弱く、完全に干からびさせると枯れてしまうことがあります。そこで、直径24cm(8号)以上の大きな鉢に、エリカやクロウエア、レシュノルティアなど同じ環境を好む植物と寄せ植えにすると、鉢土の量が多くなる分、乾湿の変化が穏やかになって、水の管理がラクになります。
なお、フランネルフラワーは日当たりのよい場所を好むので、雨のかからない日なたに置いて管理します。ただし、凍らせると枯れてしまうので、冬は室内に取り込みましょう。真夏は、風通しのよい半日陰に置き、涼しく夏越しさせましょう。
園芸分類 | 草花 | ||
---|---|---|---|
形態 | 多年草 | 原産地 | オーストラリア |
草丈/樹高 | 30~100cm | 開花期 | 4月~6月、9月~12月 |
花色 | 白 ,複色 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 弱い | 耐暑性 | やや弱い |
特性・用途 | 常緑性,開花期が長い | ||
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