園芸分類 | 草花,山野草 | ||
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形態 | 一年草,多年草 | 原産地 | 北アメリカ、シベリア |
草丈/樹高 | 5~120cm | 開花期 | 3月から11月(種によって異なる) |
花色 | 白,赤,ピンク,オレンジ,黄,紫,青,複色 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 強い(ドラモンディ種はやや弱い) | 耐暑性 | やや弱い(ドラモンディ種は弱い) |
特性・用途 | 開花期が長い,グラウンドカバーにできる(スブラタ種) | ||
鉢植えの場合、パニキュラタ種は、日なたから半日陰、ストロ二フェラ種は日陰、スブラタ種、ドラモンディ種は日なたに置きましょう。特にドラモンディ種は、強く凍らせないように注意したいので、冬は防寒するか、南向きの日だまりに移動させましょう。
庭植えでは、パニキュラタ種は日なたから半日陰の肥沃な場所、ストロニフェラ種は半日陰で、少し湿り気のある場所、スブラタ種は、日なたでかつ過湿にならないように斜面やロックガーデンに植えつけましょう。ドラモンディ種は、日当たりがよく、肥沃で水はけのよい花壇を好みます。
鉢植えは、土の表面が乾いてきたら、たっぷり水を与えましょう。スブラタ種は過湿を嫌うので、水を頻繁に与えすぎないようにしましょう。
庭植えは、特にストロニフェラ種は乾燥を嫌うので、真夏に乾燥が続いたらたっぷり水を与えましょう。ほかの種は、ほとんど水を与える必要がありません。
鉢植えは、3月から6月、9月から10月に、緩効性化成肥料(チッ素N-リン酸P-カリK=10-10-10)を施します。特にドラモンディ種とその交配種は多肥を好むので、定期的に肥料を施して肥料切れを避けましょう。
庭植えへの肥料は、特に必要ありません。
病気:うどんこ病、灰色かび病
うどんこ病にかかると4月から6月、9月から10月、葉や茎が小麦粉をかけられたように白くなります。肥料不足や日照不足、風通しが悪いと発生が多くなります。
灰色かび病は6月から7月、9月から10月、雨が続くと発生しやすくなります。風通しをよくし、花がら摘みをこまめにすると発生が少なくなります。
害虫:アブラムシ、ナメクジ、アオバハゴロモ
5月から10月、特に新芽にアブラムシが発生しやすいので、よく観察し、発生したら防除しましょう。
ナメクジは6月から7月、梅雨どきにナメクジの発生が多くなります。昼間は鉢の底や石の下などに潜んでいて、夜に這い出して植物を食害するので、夜に見回ると見つけやすいです。
アオバハゴロモは6月から10月、茎葉に綿がついたようになり、刺激すると素早く飛んで逃げる虫です。風通しをよくすると、発生が少なくなります。
水はけと水もちのよい土を好みます。特にスブラタ種は、素焼きの鉢に植えたり、鉢底石を入れて水はけと鉢内の通気を図りましょう。赤玉土中粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土に、適量のリン酸分を含む緩効性化成肥料を混ぜて使用します。
それぞれの種類に合った場所に植えつければ、あまり手をかけなくてもよく育つ丈夫な植物です(「栽培環境」参照)。
株分け:パニキュラタ種は、植えつけて2~3年すると株が混み合ってくるので、3月から4月に株を掘り上げて植え替えを兼ねて株分けし、ふやすことができます。ほかに、ストロニフェラ種も5月から6月に、株分けできます。
タネまき:ドラモンディ種は3月から4月、9月から10月に、パニキュラタ種は10月から11月にタネまきをしてふやせます。
根伏せ:パニキュラタ種は、3月から4月に根伏せでふやせます。
さし芽:ストロニフェラ種は5月から6月、スブラタ種は5月から6月と9月に、さし芽でふやせます。
切り戻し:6月から8月、梅雨どきに切り戻して茎を短くすることで、風通しを促し、蒸れによる病気の発生を防ぎましょう。また、パニキュラタ種は花が少なくなったら切り戻すと、二番花が咲きやすくなります。
花がら摘み:花後、花びらは自然に落ちますが、あとに萼や花がらが長く残ります。放置すると病気の発生源になるので、特に3月から10月はこまめに取り除きましょう。
フロックスの仲間は67種が知られて、草丈1mを超えるものから、岩場に張りついてクッション状に育つもの、常緑、落葉、一年草、多年草と、非常に変化に富んで、花が美しいので観賞植物として多くの種が栽培されています。
シベリアに1種が分...
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