園芸分類 | 草花,山野草 | ||
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形態 | 低木,一年草,多年草 | 原産地 | 北半球(一部アンデス地方) |
草丈/樹高 | 5~60cm(~100cm) | 開花期 | 4月~7月中旬 |
花色 | 赤,オレンジ,黄,白,ピンク,黒赤 | 栽培難易度(1~5) | |
耐寒性 | 強い | 耐暑性 | 強い~普通 |
特性・用途 | ロックガーデン,グラウンドカバーにできる | ||
開けた草原や岩場、砂礫地などに自生している植物で、日当たりと水はけのよい場所を好みます。湿地に自生するものもありますが、多くはやせ地でやや乾燥するところで生育し、高温多湿の蒸れには弱いので、水はけをよくして根腐れしないようにしておくことが大切です。耐寒性は強く、戸外で冬越しできます。また、春の開花のためには、冬に十分な寒さにあうことが必要です。冬の休眠期は積雪下でも大丈夫です。
植えつけて根づくまでは乾かさないよう注意します。庭植えでしっかり根が張ったものでは、ほとんど水やりの必要はありません。鉢植えは、多湿にならないよう、用土が乾き始めてからたっぷりと与えます。
春と秋の生育期に施し、夏の高温期には肥料分が残らないようにしておきます。
病気:うどんこ病
日当たりと風通しをよくして、蒸れに注意すれば、ほとんど病気は見られません。種類によってはうどんこ病が出ることがあります。
害虫:アブラムシ
生育中はアブラムシの防除を行います。
冷涼な地域ではあまり用土を選ばず、一般の草花と同様、水はけがよければ栽培は容易です。平地や暖地では山野草用培養土が安全で、山砂などを中心に、小粒の軽石と鹿沼土を配合したものなどが便利です。花壇ではレイズドベッドにしておき、軽石などを混ぜた用土に植えつけます。
早春と秋が適期です。根をほぐして古い用土をよく落とし、根を広げるようにして植えつけます。植え替えは容易ですが、根づくまでは乾かさないよう注意します。鉢植えは根詰まりしやすいので、毎年、株分けを兼ねて植え直します。
株分け:株分けは秋か早春に行います。株分けしたときに、根の少ないものや、芽だけになったものは、さし芽をして十分に発根させてから鉢上げします。特に、八重咲き品種など品種名のついたものは、タネが実らなかったり、タネをまくと元の親と異なることもあるので、主に株分けでふやします。
タネまき:原種や一部の園芸品種では、株分けのほか、タネからも容易にふやせます。春か秋にまき、1~2年育てると開花します。
花がら切り:タネとり用に残す花以外は、開花後に花茎を切り取ります。
ポテンティラ属(Potentilla)は、ウメの花にも似たシンプルな花形が特徴で、可憐なノバラの花を思わせるような印象があります。1輪は比較的短命ですが、次々と長く咲き、緑の中で点々と咲く様子には自然な風情が感じられます。
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