アブチロン
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アブチロンの基本情報

学名:Abutilon

科名 / 属名:アオイ科 / イチビ属(アブチロン属)

アブチロン
‘サクラ’
アブチロン
アブチロン

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アブチロンとは

特徴

アブチロンは下垂気味に長期間咲く花が魅力の熱帯花木です。近年鉢物向きのコンパクトでよく開花する品種がふえて、ますます人気が高まっています。アブチロンの原種は、半つる性のメガポタミクム(Abutilon megapotamicum)と低木のストリアツム(A. striatum)が交配親です。園芸品種も原種の性質を受け継いだ半つる性の系統と、大きくなるとボリュームある本来のよさが出る低木の系統があるほか、両者の中間的な系統もあります。
関東地方南部では戸外でも冬越しすることがよくあるので、北風の当たらない条件のよい場所では庭木として楽しむことができます。根詰まりを起こすと生育が衰え、特に夏ごろには枯死することも多いので、植え替えを怠らないことが栽培上の重要なポイントです。

基本データ

園芸分類 熱帯植物,庭木・花木
形態 低木,つる植物 原産地 ブラジル
草丈/樹高 0.2~1.5m 開花期 4月中旬~11月上旬
花色 白,赤,ピンク,オレンジ,黄 栽培難易度(1~5)
耐寒性 やや弱い 耐暑性 やや弱い
特性・用途 常緑性,つる性,開花期が長い
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • ウキツリボク(浮釣木)

    Abutilon megapotamicum
    半つる性の原種で、寒さに強く丈夫。花の大きな系統が一般に出回ってるが、正式な品種名はない。
  • ‘ドワーフ・レッド’

    Abutilon ‘Dwarf Red’
    花は小ぶりだが花つきが非常によく、性質も丈夫な品種。
  • ‘ホワイト・キング’

    Abutilon ‘White King’
    生育旺盛で大きくなり、庭植えすれば1m以上のボリュームのある株に成長する。
  • ‘初恋’

    Abutilon ‘Hatsukoi’
    黄色からオレンジ色に変化する微妙な花色が美しい品種。

育て方・栽培方法

アブチロンの栽培カレンダー
*関東地方以西基準

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:小川恭弘(おがわ・やすひろ)
千葉県館山市の植物園に勤務し、主に温室植物の育成や、管理、展示などの業務に18年携わる。現在はフリーランスとして活動。観葉植物から花木、果樹まで熱帯植物全般に精通している。日本ハイビスカス協会顧問。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

アブチロンのそだレポ(栽培レポート)

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