ムラサキツユクサ
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ムラサキツユクサの基本情報

学名:Tradescantia × andersoniana
和名:ムラサキツユクサ(紫露草)
その他の名前:オオムラサキツユクサ、アンダーソニアナ

科名 / 属名:ツユクサ科 / ムラサキツユクサ属(トラデスカンチア属)

ムラサキツユクサ
‘スイート・ケイト’
ムラサキツユクサ
‘ピンク・シャブリ’
ムラサキツユクサ

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ムラサキツユクサとは

特徴

ムラサキツユクサの仲間は、梅雨のうっとうしさを吹き飛ばすように大きな3枚の花弁を優雅に広げ、朝露にぬれた姿にはしっとりとした美しさが感じられます。品種も多く、色とりどりに競い合うように咲き続けます。チャームポイントは花の中心部の雄しべと雌しべ。特に雄しべはひげ状で、赤や青に色づき、よく見ると個性豊かな花です。一つ一つの花は1日でしぼんでしまいますが、6月から7月を中心に毎日次々と咲き続けます。晴れた暑い日は花が早くしぼみ、午後には花がない状態になりますが、雨天や曇天の日には夕方ごろまで咲いています。
ムラサキツユクサ属は、北米原産のトラデスカンチア・オハイエンシス(Tradescantia ohiensis、ムラサキツユクサ)とトラデスカンチア・バージニアナ(T. virginiana、オオムラサキツユクサ)などの交配種が多く栽培され、多数の園芸品種が育成されています。一般に交配種を総称してオオムラサキツユクサと呼ぶことが多いです。タネがよく実り、こぼれダネでもふえるので、個体差が多く見られます。

基本データ

園芸分類 草花
形態 多年草 原産地 北アメリカ
草丈/樹高 30~80cm 開花期 5月~7月(10月~11月)
花色 青,紫,ピンク,白,複色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 強い
特性・用途 半常緑性,初心者でも育てやすい,花壇,開花期が長い
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • ‘ケルレア・プレナ’

    Tradescantia × virginiana ‘Caerulea Plena’
    バージニアナ種の八重咲き。花は青紫色。弁数は栄養状態で変わる。
  • ‘スイート・ケイト’

    Tradescantia × andersoniana ‘Sweet Kate’
    葉が黄色みを帯びる品種。青紫の花とのコントラストがよい。
  • ‘オスプレイ’

    Tradescantia × andersoniana ‘Osprey’
    白花で中心部が青く、涼しげな花。
  • ‘コンコルド・グレープ’

    Tradescantia × andersoniana ‘Concord Grape’
    濃い赤紫色の花では、葉色も赤みを帯びる。
  • ‘サンシャイン・チャーム’

    Tradescantia × andersoniana ‘Sunshine Charm’

育て方・栽培方法

ムラサキツユクサの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:小黒 晃(おぐろ・あきら)
種苗会社ミヨシで、主に宿根草の導入、試作に携わっている。また、一般公開をしている宿根草ガーデンの管理を担当している。日本における、宿根草全般の栽培特性に造詣が深い。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

ムラサキツユクサのそだレポ(栽培レポート)

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