ラグラス
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ラグラスの育て方・栽培方法

ラグラス
‘バニー・テール’
ラグラス
矮性の‘バニー・テール’
ラグラス
‘バニー・テール’

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栽培カレンダー

基本データ

園芸分類 一年草
形態 草花 原産地 地中海沿岸
草丈/樹高 20~60cm 開花期 4月~7月
花色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 強い
特性・用途 初心者でも育てやすい,ドライフラワー,花壇,コンテナ

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

日当たりと水はけのよいところなら育てやすく、こぼれダネで自然にふえるほどです。日陰や湿地では育ちません。畑のような条件のよい肥沃地では大株に育ち、砂利道のようなやせた乾燥地では小さいなりに数本の穂が出ます。鉢栽培も容易です。

水やり

庭植えではほとんど必要ありません。
鉢植えでは、多湿にならないよう、用土が乾き始めてからたっぷりと水を与えます。乾燥に強く、葉がしおれるくらいになってから水を与えても大丈夫です。開花後は、そのままドライフラワーになるので、用土は乾かしてもかまいません。

肥料

ほとんど必要ありませんが、鉢植えで極端な肥料不足になると、葉が黄色く枯れてくるので、月3~4回薄い液体肥料を施すと葉色が美しく保たれます。

病気と害虫

病気:根腐れ
多肥多湿で水はけが悪いと根腐れを起こすことがあります。

害虫:アブラムシ
アブラムシがつくことがあるので、見つけしだい早めに防除します。

用土(鉢植え)

赤玉土7、腐葉土3の配合土などや、一般の草花用培養土が利用できます。極端な酸性土では生育が悪くなるので、苦土石灰などを混ぜて土壌改良をしておきます。

植えつけ、 植え替え

真冬と真夏以外ならいつでも可能です。株間を広くとると大株に育ち、株間が狭い場合は、一つ一つの株が小さいまま穂が出ます。本葉4~5枚までの小苗のうちは移植が可能です。

ふやし方

タネまきは9月のお彼岸以降、気温が下がってきたころにまく秋まきが最も一般的です。早春まき(6~7月開花)や春まき(開花は翌年)も可能です。直まきにするか、ポットにまいて、育苗して植えつけます。

タネまき:一年草なので、タネでふやします。
ふさふさとした穂をばらして薄く広げるようにしてまき、軽く土をかぶせます。穂を丸ごと土に埋めて育てることもでき、密植栽培のようになりますが、株立ちしてたくさんの穂が出てきます。

主な作業

刈り込み:放任でもよいくらいで、ほとんど作業はありません。葉が長く伸びて草姿が乱れるようなら、半分くらいに刈り込んでおくとよいでしょう。穂が出始めてからは切らないよう注意します。

特徴

ラグラスは、ふっくらとした丸みのある穂がかわいらしい、1属1種の一年草です。属名のラグラスは「野ウサギのしっぽ」という意味で、和名の意味も「ウサギの尾」、英語名もラビットテール・グラスです。コンテナや花壇の植え込みをはじめ、フラワーアレンジ...

種類(原種、園芸品種)

‘バニー・テール’

‘バニー・テール’


Lagurus ovatus ‘Bunny Tail’
鉢物向けの小型品種。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:小黒 晃(おぐろ・あきら)
種苗会社ミヨシで、主に宿根草の導入、試作に携わっている。また、一般公開をしている宿根草ガーデンの管理を担当している。日本における、宿根草全般の栽培特性に造詣が深い。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

ラグラスのそだレポ(栽培レポート)

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