リシマキア
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リシマキアの育て方・栽培方法

リシマキア
リシマキア・ヌンムラリア‘オーレア’
リシマキア
リシマキア・プンクタタ‘アレキサンダー’
リシマキア
リシマキア・キリアタ‘ファイアークラッカー’

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栽培カレンダー

基本データ

園芸分類 草花
形態 一年草,多年草 原産地 北半球
草丈/樹高 5~100cm 開花期 4月~8月
花色 紫,白,赤,黄,複色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 強い 耐暑性 強い~普通
特性・用途 グラウンドカバーにできる(品種による),耐寒性が強い,開花期が長い,水草(品種による)

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

日当たりから明るい半日陰まであまり場所を選びませんが、湿り気のある腐植質に富んだ土壌を好みます。腐葉土や堆肥を多めに入れて育てます。あるいは乾燥防止のため、バーク堆肥や腐葉土でマルチングしておくのもよいでしょう。

水やり

土が乾き始めたらたっぷりと水を与えます。特に鉢植えの場合は、乾燥しすぎないように気をつけます。

肥料

元肥として緩効性化成肥料を土壌に混ぜておきます。3月の芽出し肥として、速効性の化成肥料を施します。ただし、腐植質の多い土壌で育てている場合、肥料が効きすぎると梅雨時期に倒れやすくなるので、その場合はほとんど施す必要はありません。むしろ、花後の秋に施し、地中の芽を太らせるとよいでしょう。

病気と害虫

ほとんど問題となりません。

用土(鉢植え)

水はけと水もちのよい土が適しています。市販の草花用培養土を利用するか、赤玉土6、腐葉土3、軽石1の割合で混ぜたものを用いるとよいでしょう。

植えつけ、 植え替え

3月上旬から5月中旬と、10月上旬から11月中旬が植えつけ、植え替えの適期です。植えっぱなしにすると、芽が混み合いすぎて、急に生育が衰えたり、中心部の生育が悪くなることがあるので、2年に1回を目安に、株分けを兼ねて植え替えます。ほふくするヌンムラリアは株元が透けて見苦しくなりやすいので、毎年植え替えると美しく保てます。根づくまでは乾かさないように十分に水やりします。

ふやし方

株分け:さし芽もできますが、3月上旬から4月下旬に株分けを行うのが最も簡単です。地下茎を伸ばしてふえる種は、芽数を制限して切り分けます。ヌンムラリアのようにほふくする種は、発根している茎を切って伏せておきます。

主な作業

特にありません。

特徴

リシマキアは、北半球を中心に、アフリカ、南アメリカ、オーストラリアなどに約200種が分布します。日本には、オカトラノオ(Lysimachia clethroides)、クサレダマ(L. vulgaris var. davurica)など15...

種類(原種、園芸品種)

リシマキア・ヌンムラリア

リシマキア・ヌンムラリア


Lysimachia nummularia
ヨーロッパ原産。ほふく性でグラウンドカバーやハンギングバスケットに向くが、夏に蒸れて葉や茎の一部が枯れやすいので、風通しのよいところで育てる。5月下旬から6月にかけて、黄色い花を葉が見えないほど一面に咲かせる。日当たりから半日陰を好み、やや湿り気の多い土壌を好む。水草としても利用される。黄金葉の‘オーレア’が人気だが、花は目立たない。
リシマキア・コンゲスティフロラ

リシマキア・コンゲスティフロラ


Lysimachia congestiflora
中国、東アジア原産。半ほふく性。4月から6月に、ヌンムラリアよりもやや大きめの濃い黄色の花を房状に咲かせる。鉢植えの場合は、花後に好みの長さで切り戻すとよい。
リシマキア・プンクタタ

リシマキア・プンクタタ


Lysimachia punctata
ヨーロッパ、アジア西部原産。草丈50cmほどで、6月から8月に黄色の花を穂状に密につける。地下茎でふえて株立ちになり、1mくらいに広がる。2年に1回、株分けで更新する。斑入りの‘アレキサンダー’などがある。
リシマキア・アトロプルプレア‘ボジョレー’

リシマキア・アトロプルプレア‘ボジョレー’


Lysimachia atropurpurea ‘Beaujolais’
原種はバルカン半島原産。細いシルバーリーフと濃い赤色の花穂が美しい。草丈50cmほど。

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:島田有紀子(しまだ・ゆきこ)
広島市植物公園に勤務。ベゴニアやペラルゴニウムの仲間などを担当し、保有する豊富な野生種をもとに、耐暑性、耐寒性のあるベゴニアの育種に取り組む。それにとどまらず、幅広い植物に精通している。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

リシマキアのそだレポ(栽培レポート)

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