アサギリソウ
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アサギリソウの基本情報

学名:Artemisia schmidtiana
和名:アサギリソウ

科名 / 属名:キク科 / ヨモギ属

アサギリソウ
アサギリソウ
アサギリソウ
キタダケヨモギ
アサギリソウ
チシマサギリソウ 黄金葉

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アサギリソウとは

特徴

アサギリソウは、北陸地方や東北地方以北の岩場に見られるヨモギの仲間です。全体に白い毛で覆われ、きらきらと光に反射する銀緑色の葉が美しく、どちらかというと花よりも草姿や風情を楽しむ植物です。
枯れた茎の根元から芽を出して次々と四方に新しい茎を伸ばします。やがて茎は立ち上がり、横に倒れて先端から花芽を伸ばし、夏にヨモギに似た小さな花を咲かせます。開花した茎は成長を止め、株元に次年の芽を形成します。そのまま落葉し、やがて地上部を枯らして休眠に入ります。
鉢植えや石付けのほか、盆栽の下草としても人気があり、好んで栽培されます。

基本データ

園芸分類 山野草
形態 多年草 原産地 北陸以北~北海道、樺太、千島
草丈/樹高 20~30cm 開花期 8月~9月上旬
花色 黄緑色 栽培難易度(1~5)
耐寒性 普通 耐暑性 普通
特性・用途 落葉性,カラーリーフ,押し花,盆栽向き(草物盆栽)
植物図鑑の見方
園芸・ガーデニング作業の基本

種類(原種、品種、仲間)

  • チシマアサギリソウ

    Artemisia schmiditiana
    アサギリソウの千島産の小型のタイプ。全体のまとまりもよく、小品盆栽の下草などにもよい。
  • キタダケヨモギ

    Artemisia kitadakensis
    南アルプスの北岳に見られる。全体的にはアサギリソウによく似る。茎は立ち上がり、分枝が少なく花茎も伸びる。
  • シロヨモギ

    Artemisia stelleriana
    北関東地方以北の海岸の岩場に見られる。切れ込んだ白い葉が印象的で美しい。押し花などにも利用される。
  • サマニヨモギ

    Artemisia arctica ssp. sachalinensis
    北海道や東北地方の高山の岩場に生える小型種。灰緑色の切れ込んだ葉と短い花茎に咲く花とのバランスがよい。葉が白いものはシロサマニヨモギと呼ばれ、白毛が美しい。
  • ハハコヨモギ

    Artemisia glomerata
    本州中部の高山に見られる小型種。小さく繊細に切れ込んだ銀緑色の葉をマット状に茂らせて、まとまりのよい頭花を開く。
  • エゾハハコヨモギ

    Artemisia trifurcata
    北海道の一部の高山に生える。ハハコヨモギに似て花はまばらにつき、風情がある。ハハコヨモギの仲間は純粋な高山植物なので高温多湿には弱く、栽培難度もかなり上がる。

育て方・栽培方法

アサギリソウの栽培カレンダー

「趣味の園芸」講師陣、専門家の執筆による植物図鑑

執筆:富澤正美(とみざわ・まさみ)
山野草専門の生産農園、アルペンガーデンやまくさの園主。国内外の多岐にわたる山野草を扱い、世界各地の希少な品種も栽培している。雪割草、キキョウ、ギボウシ、イカリソウなど、交配に力を注ぐ植物も多い。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づき掲載しております。図鑑の作成年によって、科名や属名などが最新の分類とは異なる場合がありますが、何卒ご理解ください。
植物図鑑の項目の見方について >  科名、属名の分類について >
◆植物には規制や保護が行われている種類、無断でふやして販売・譲渡を行ってはいけない登録品種などがあります。また薬剤の使用時は、ラベルをよく読み使用方法を守りましょう。
園芸を楽しむうえで知っておきたいこと >

アサギリソウのそだレポ(栽培レポート)

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